ご相談内容

イトイさん、はじめまして。

漢方薬については、がん治療はやはり体力を奪うので、気力･体力面の補完という役割が期待できます。また、がん＆漢方と言えば「霊芝」がしばしば言及されますけど、霊芝は細胞のがん化を防ぐのが本分なので、がん細胞の増殖が進んだり、播種したり、あるいは無数のポリープになっているケースだと、霊芝で免疫機能を高めても（≒NK細胞を活性化しても）、有効性は適いません。そういう場合は、アポトーシス（＝悪性細胞の自然死）を発現・誘導して、がん細胞の増殖を抑制していくことが必要になります。これは厳密には漢方の類とは違いますので、この場での言及は避けておきますが、病院での治療と併用することも可能で、より高い制がん作用が期待できますよ。

以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。

イトイさん　さま

ご家族さまが胃がんとのこと、ご心配のことと存じます。

胃がんは、かつて日本人で一番多いがんでした。

播種とは、転移が進んだ状態で、全身にがんがあるというものです。

ですから、手術をしても取りきれないということになります。

漢方では、体力や免疫力の向上を目指す感じで、生活の質を保つお手伝いをすることになります。

食事に問題がなければ、生脈散や香砂六君子湯などを中心に飲んでみるといいかもしれません。

体力低下が著しいときは、補中益気湯や十全大補湯や冬虫夏草などがいいかもしれません。

一度、漢方の専門家にご相談になってみてください。

お大事になさいませ。

よろしかったら、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。