ご相談内容

すなげさん さま

おはようございます。

更年期のホットフラッシュなどでお悩みとのこと、おつらいことと存じます。

更年期になると、閉経による卵胞ホルモンの分泌不足などによって、自律神経がが失調して、不定愁訴といわれるさまざまな症状になやまされます。

婦人宝は、その不定愁訴を緩和していくのでベースとしてはいいと思います。

気血両虚を改善する処方なので、身体が温まりますから、のぼせが強いときは控えめにお飲みください。

知柏地黄丸は、肝腎陰虚を改善する処方なので、のぼせ、手足の火照り、ドライマウスぎみの更年期(ホットフラッシュも含む。)の体質改善に効果があります。

婦人宝と知柏地黄丸は併用は可能です。

イライラ感や鬱鬱感があるときは、逍遥顆粒のほうがいいかもしれません。

逍遥顆粒と知柏地黄丸の併用も可能です。

お大事になさいませ。

なかなか改善しないときや、心身におなやみのあるときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。

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すなげさん、はじめまして。

当帰製剤の「婦人宝」と六味丸ベースの「知柏地黄丸」はそれぞれ血虚と腎陰虚に向けた漢方薬なので、すなげさんが訴える諸症状に伴う証（病態）がそれらが深く変わっている場合は、いずれも適します。ただ私個人の見解ですが、相談内容から判断するに、血虚と腎陰虚には該当しない気がします･･･。ただそれが直ちに、婦人宝＆知柏地黄丸が無効という話ではないんですが。

更年期によるホットフラッシュは、血の道の鬱滞やそれに伴う血熱がターゲットなので、漢方治療は「滞」の解消に重きを置きます。一方で、婦人宝や知柏地黄丸は主となるターゲットは「虚」、あるいは「虚」に伴う「滞」です。「虚」は大雑把に言えば何らかの「不足・損耗」を意味するので、それに対しては「補給・回復」の漢方治療を行います。･･･と考えた場合、すなげさんに「虚」の兆候が見られるのか？といえば、判断に迷うところです。
あと現状からは、「熱」の兆候が強そうに感じますが、それには水毒（水分の肥え）や体毒（熱分の肥え）が関わる場合もありますから、そういう熱は「清める」ことが必要になります。漢方薬を選択するにあたり、ご自身の「熱」が（漢方でいう所の）どういったタイプなのか？は大切なポイントなので、そこは専門家に相談して判断してもらうと良いでしょう。ではでは。