花鳥風月さん
投稿日時: 2023/10/26 21:51
健康診断で骨密度の低下が指摘されました。若年成人比較で76%です。数年前から低めで、サプリメントを飲んだりして一時的に改善したり悪くなったりの繰り返しでしたが、今年は前年比で大分低下しました。漢方でも改善するでしょうか。私の知っている陰陽五行の知識では、骨は腎に関係していると理解してますが、そういえばトイレも近く、耳鳴りもあります。また、生活(食事、睡眠等)で気をつけることがあればアドバイス頂けますと幸いです。
花鳥風月さん さま
おはようございます。
骨密度の低下を指摘されたとのこと、ご心配のこととぞんじます。
骨は、腎と肝によって、いわゆる肝腎要(かんじんかなめ)のもとになります。
漢方では、四十歳より腎の機能低下がはじまります。
五十歳より肝の機能低下がはじまります。
肝と腎が低下すれば、骨密度も低下してもおかしくはありません。
頻尿や耳鳴りなども腎虚の代表的な症状です。
肝腎陰虚からはじまって次には陽虚に進みます。
五十歳になったばかりなら、活血と補腎と養肝をして体質改善すると、骨密度も治っていきます。
食事は、和食をベースとして、朝食はタンパク質をたっぷりと多めに摂るといいでしょう。
夜は控え目に摂るといいでしょう。
老化は筋肉量の低下からはじまります。
毎日、8000歩くらいが目標になります。
睡眠は、10時就寝が理想になります。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身に不調があるときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2023/10/29 11:55
ピヨの漢方
花鳥風月さん
こんにちは。
ご記載されていらっしゃるとおり
骨を作るには腎が大きく関わっていますが
それをもう少し分解して見てみますと
これには材料となるための腎陰と
作る働きの腎陽の2つに分けられて
骨を作るためにはこの2つが
バランス良く機能している必要があります。
例えば、材料だけを食事などで取り入れても
それを適切に吸収できなければ意味がありません。
さらには、材料が吸収できたとしても
それを作るだけのエネルギーがないと
材料だけが積み重なって邪魔モノが増えてしまい
完成品としての骨が出来なくなります。
ですから、材料提供は大事ですが
作るためのエネルギーである熱がとても大切です。
トイレが近い、耳鳴りなどは
確かに腎の働きが低下している感じがしますので
食事では牛乳やヨーグルト、ビールや生ものなど
体を冷やすものは控えめにして熱を守り
体を良く動かして熱を作る必要があるかもしれません。
そして
睡眠中に体の修復が行われていますので
運動して疲れたら早めにお休みになると良いかもしれません。
また腎を鍛錬する運動には
相撲の四股が良いかもしれません。
四股は腎と関係の深い
体を支える土台となる下半身を
軟らかく鍛えられますし
何度も踵を地面に打ち付けるので
体としては骨を作ってくださいとの指示を
出すようになるはずです。
ちなみに四股を良く鍛錬する力士は
大きな怪我が少ないそうです。
ご参考まで。
お大事になさってください。
回答日時: 2023/10/27 11:52