ふうりんさん
投稿日時: 2017/01/04 15:44
57歳の女性、痩せ型で胃腸が弱く、疲れやすいタイプです。整形外科でで頚椎の間隔がかなり狭くなっていると言われました。首が動かしにくく、自然な動きができないため立つ、歩く、座るなどの動作がつらくてたまりません。鍼灸、カイロ、整体などに2~3年通っていますが、少しも良くなりません。その他肩の凝り、頭痛、股関節、腰、膝、足などにも痛みがあります。さらに冷え性、便秘で痔もあり、肛門クニックで大建中湯を処方してもらっています。眼はひどい近眼、ドライアイ、飛蚊症、出血があり、眼科で眼薬をもらっています。高血圧の薬、動悸には安定剤(リーゼ)も飲んでいます。コラーゲン、高血圧に効くというブルーベリー酢、乳酸菌などの健康食品も利用していますが、良くなっているように思えません。最近では唇に腫瘍ができて近いうちに生検に出します。次々に起こる症状にストレスがたまり、心も暗くなりがちです。これらの症状に関連性があるのでしょうか?そして漢方薬で何か改善できることがありますか?
ご相談のいろいろな症状に関連があるかとの、疑念ですが、多いに関係・関連はありそうです。
病気の理屈はべつにして、症状を整理してみると、
①首が動かしにくく、自然な動きができないため立つ、歩く、座るなどの動作がつらい
②肩の凝り、頭痛、股関節、腰膝、足などにも痛み
③冷え性、便秘で痔
④近眼、ドライアイ、飛蚊症、出血
⑤高血圧・動悸
⑥唇に腫瘍
などがあります。全身に及んで症状があり、漢方でいう気血が足らない(気血両虚)の
状態ですので、気血双補の十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)や大防風湯(だいぼう
ふうとう)、などが考えられます。胃腸が弱い場合には、補脾作用のある補中益気湯
(ほちゅうえっきとう)で身体全体の免疫力をあげましょう。
一つ一つの症状だけに、囚われないように。全体を考えることです。
薬や健康食品を多数お飲みのようですが、これも一度整理したほうが、種々雑多なもの
を方向性なく、お飲みになると、身体全体に悪影響をおよぼしていあるかもしれません。
しっかり、現在何が必要で、何が要らないかを検討しましょう。
身近な専門漢方薬局で、相談してください。
回答日時: 2017/01/05 15:08
こんにちは。
整形外科でで頚椎の間隔がかなり狭くなっているということは、「頚椎症」の可能性がありますね。
頚椎症は、首を支えている骨の変形性関節症のことです。
変形した頸椎を治すことは漢方薬ではできませんが、体質改善を通して痛みやしびれ感の緩和はできることもございます。
基本的な問題は、「加齢による病気」だということです。
予想より早くに年齢が進んでいると思われます。
股関節と腰、膝、足の痛みは、「骨と筋肉の老化」によるものです。
やせ型で胃腸が弱いということは、「胃下垂」であるかもしれません。
胃下垂は、漢方薬で改善はできます。
胃下垂になると胃腸が弱くて便秘または下痢を繰り返し、大腸腫瘍や痔になりやすいといわれています。
近眼は遺伝によるもので、飛蚊症は網膜剥離の前現象ですし、ドライアイは病院で処方される降圧剤の副反応で発生しやすくなるといわれています。
漢方薬をお試しになる場合は、専門家と相談しながら処方を選択しましょう。
漢方薬は、老化予防の観点と胃腸に負担にならないものから考えるといいと思います。
よろしかったら、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2017/01/05 14:32
ふうりんさんからのコメント
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