あきまるこさん
投稿日時: 2020/07/12 14:54
子供の頃から体重は少し標準より重かったのですが、高校前に急激に増えて60キロを超えました。それからは60辺りを保っていましたが社会人になってお酒をよく飲んでおり62キロになりそのまま25歳で妊娠出産。つわりで食べられず5キロ落ちましたが、仕事も辞めて食べだし出産後は70キロを超えました。2人目を産んで72キロ。そこから置き換えで65まで落としましたが辞めると戻り、10年前に主人が脳出血で倒れショックで1ヶ月食事ができず65まで落ちましたがまた72辺りに戻りました。5年前に糖質抜きのダイエットをして65まで落としましたが、やめたら増えました。現在、去年末から仕事がとても忙しく一時は月に80時間の残業と休日出勤もあり、今も45時間近い残業と通勤が往復3時間で睡眠時間は平日4時間程度です。ストレスも酷く甘い物を常に常備していおり、の半年で更に体重が増えて80キロ目前です。休日はやる事があるのに起きられず、起きてもまたすぐ寝ます。ストレスからか両足首からの辺りに蕁麻疹が出て痒いです。昨日は寝ていた部屋からいつの間にか隣の部屋に移動して寝ており記憶はありません。いびきも酷いですが、昨年簡易検査で無呼吸ではないと診断され首周りの肉を取りなさいと言われましたが落とせません。運動は通勤位でしんどくて他にやる事ができません。仕事の時は気力があります。とにかく体重を落としたいし、血圧がここ数年高いので下げたいです。何か良い漢方はありませんか?現在41歳です。お酒は現在は月に1~3回、3杯程度のハイボール位。21歳から喫煙しており、3年前から電子タバコにしています。また、この3ヶ月程自律神経が顕著に乱れており、たまに寝る時に手足の痺れと息苦しさが出てきます。
あきまるこさん、こんにちは。
お訴えから察するに、「痩身作用」の不足による肥え太りでは?と感じます。人の体には「痩せようとする作用」と「肥え太ろうとする作用」の両方が働きます。両者の間に大きな隔たりがある場合、その人は太れない(痩せ気味)、もしくは痩せない(太り気味)となります。当人が太り気味の場合。この隔たりには、①痩せようとする作用が弱い(強い)場合と②太ろうとする作用が強い場合と③痩せようとする作用が弱めで、太ろうと作用が弱めの3つに大別されます。食事を通じたダイエットで太ろうとする作用を抑えても、痩せようとする作用がそのままだと、リバウンドに及びやすくなります。その逆も然りで、運動・発汗で痩せようとする作用を高めても、太ろうとする作用が強いと、効率が悪くなってしまいます。
漢方では痩せよう≒太らせまいとする作用は「陽」の気、その逆に太らそうとする作用は「陰」の気と解釈します。陽の気を支えるのは、呼吸から得るエネルギーなので、この点から発汗とか有酸素運動とダイエットの関わりが垣間見えると思います。その一方で、陰の気を支えるのは飲食物から得るエネルギーです。強すぎる陰の気は、陽の気を抑えつけて「いびき」にも及ぶとされています。ストレスで高まる食い気も、この陰の気へと及んでいきます。
そして、陰の気は本来、からだが「休養」する時分に働く気なので、これが旺盛だからと活発に動けるという訳ではありません。「やる事があるのに起きられない」とか「起きてもまたすぐ寝る」、「通勤位でしんどい」などは、いずれも陰の気が盛ん(その為に陽の気が損われる)なサインでは?と感じます。この状態で運動しても効果的ではありません。また自律神経を活発にしていくのは陽の気なので、それが損われると自律神経もバランスを乱すようになります(そして「ストレス太り」とも言われる通り、自律神経の乱れによって陰陽の気のバランスが損われていきます)。
あきまるこさんの場合、旺盛な陰の気を抑えることが必要では?と感じます。食欲旺盛気味であれば防風通聖散や大柴胡湯が合うと思います。食物の通過スピードを上げる為に通導散も足すと良いかもしれません。逆に食欲は人並みという事であれば加味平胃散や藿香正気散(これらの作用は簡単に言うと、陰の気の旺盛さによって生じた老廃物(病理産物)を解消します)が合うかもしれません。これらをベースにしてストレスや自律神経系に効果がある方剤を足していくと良いのでは?と感じます。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/13 15:58
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