ナチュナチュさん
投稿日時: 2021/04/13 00:48
60代後半の母親の体調について
一年ほど前からご近所トラブルがきっかけに言動がおかしくなりました。
ここ数か月前から
●盗聴されている
●誰かに狙われている
●顔を照らされている
●ゆっくり眠れない
●電磁波をあてられていてビリビリするなど
●常に不安な気持ちがある
などというようになり、部屋を暗くしたり出かけることも少なくなりました。
症状を調べると統合失調症かなと思っています。
毎日様子がおかしいわけではなく、元気な日もあります。
食事の支度や家のことは普通に出来ていますが、
夜になると上記のようなことを言うことが増えてきました。
漢方薬を飲ませたいと思っていますが
どのような漢方が良いでしょうか。
食欲はあります。
体質は冷え性。
ナチュナチュさん、こんにちは。
お訴えから察するに、精神・神経に不自然な「緊張」があり、それに伴って「気」が張り詰めている状態では?と感じます。それは「気が弱い」というものでなく、張りつめた糸のように神経が細まる(≒繊細になる)という様相に近いです。そうした状態が強いと、感情に費やすエネルギー(≒気)も増して、感情の起伏が激しくなる一方、そうしたエネルギーが心身に溢れることで、不安定さが反って助長されていきます(それは、強い緊張や不安に襲われた人が、脈を早めたり、からだに熱を帯びたり、気が休まらなかったり、焦燥感に駆られたりするのと同じ話です)。そうして「気」を煽(あお)り、緊張・不安を駆り立てる状態が、脳(中枢神経系)の機能障害を通じて「半強制的に」誘発されるのが、おそらく統合失調症では?と個人的には考えます。
以上の話を踏まえつつ漢方薬を思案した場合、それに期待するのは①体内の「気」の滞りを解し、緊張を緩和する作用と②脳(中枢神経系)の緊張を緩和して、血流を滑らかにする作用といったところでしょうか・・・。候補としては、逍遥散や抑肝散、柴胡桂枝乾姜湯、桂龍牡、甘麦大棗湯などが挙げられそうです。また一方で、不安が払えない状態を「溜飲が下がらない」と喩えるように、停溜した痰飲も不安や焦燥を助長する存在ですから、そういった方面の対策も適宜、必要になるかもしれません。こちらの候補としては温胆湯や苓桂朮甘湯などが挙げられそうです。実際の漢方薬については、症状やお訴えと共に、ご本人の様子や話し方なども熟慮の上で見立てられますので、専門家に直に相談される方が得策です。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/04/13 17:24
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