モモンガさん
投稿日時: 2017/06/21 20:57
52歳独身公務員女性です。
15年前に離婚し独り暮らしをしていますが、ずっと不眠でひどくなる一方です。徹夜が何日か続き、まともに寝るのは月に一度か二度とです。昼間眠くなることもなく、性格も明るく、顔色も良く、また健康診断でも異常がないので傍目には不眠症と思われません。
半年前から通っている内科の先生が漢方薬を処方してくれていますが、これまで紫胡桂枝乾姜湯、紫胡加竜骨牡蠣湯、加味帰脾湯、温経湯、それに加えて六君子湯を試しましたが効きませんでした。現在は、四逆散と抑肝散加陳皮半夏を組み合わせて飲んでいますが、これまでも最初のうちは効いてもやはり効かず眠れません。
華奢で低血圧なため虚証に見られますが、全然冷え性でもなく、運動も好きで、風邪もひきません。カフェインも午後からは避け、夕飯時にビールを少し飲むのが仕事から帰っての楽しみです。
夜も、なるべくテレビやスマホは見ないようにしています。
離婚当時の数年は辛くもありましたが、現在はかえって楽しく過ごしていますので、精神的な不眠ではないかと思われます。
夜、布団に入ると足が熱くて、冬もパジャマの下ははかずに布団から足を出さずにはいられません。左脚はむずむず脚症候群ですが、治療は受けていません。
以前、不眠が治ればと受診した精神科でリボトリールを出され副作用がひどく、漢方薬を処方してくれる現在の医院に偶然出会いました。
不眠の原因は夜に体温が下がらないのでは?と思われ、三物黄ごん湯が効くのでは?と思ったりしますがいかがでしょうか?
あと、更年期の症状も全然なく、イライラやのぼせもありません。
周りにも不眠の辛さを理解してもらえず、漢方薬もなかなかどれが合うのかわからず先が見えません。
先生は問診やお腹を触るとみぞおちに不快感があることから紫胡剤は効くと診断されています。先生も私の症状はなかなか難しいとおっしゃっています。
入眠作用のある抑肝散加陳皮半夏が効かないとなると、どうしたらよいのでしょうか?
どうか、よろしくお願いします。
モモンガさん さま
おはようございます。
はじめまして。
だれでも起きる不眠ですが、いざ、自分がおちいると大変おつらいですね。
いろいろな漢方薬も使用されているようですが、はかばかしくないようですね。
離婚は、双方ともに、命を五年ほど削り取るといわれております。
離婚からくる不眠ということになると、「肝腎陰虚」または「心腎不交」のどちらかでしょう。
肝腎陰虚の不眠なら、イライラがつのって、於血(おけつ)を生じて、体内に於熱がたまって、
夜は暑くて、眠れなくなるというものです。
心腎不交の不眠なら、心(こころ)に熱を生じて、腎の水の働きを阻害することによって、
動悸や言い知れぬ不安感がつのって、眠れなくなるというものです。
夜、布団に入ると熱くなるということと、ムズムズ脚ということから、前者の肝腎陰虚からくる不眠と推察されます。
はじめの1~2か月は、星火亀鹿仙(せいかきろくせん)と瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)と、就寝前に、酸棗仁湯(さんそうにんとう)を飲むと、心と身体のバランスが正常化されてきて、眠りやすくなるでしょう。
その後は、細かく体質に応じて加減すれば、だんだんと不眠症は治っていくでしょう。
おだいじになさいませ。
よろしかったら、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2017/06/22 10:59
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