漢方を知る

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あなたのココロと体のために。「園芸療法」

ハーブはいかが?

ハーブを育ててみませんか? ~ミント~

春は卒業、入学(入社)など大きく環境が変わる季節です。期待に胸ふくらませるのとは裏腹に、新たな環境に適応していくにはおのずとストレスも溜まっていきます。過度なストレスは万病のもと。五月病や自律神経失調症にならないためにも日ごろから上手に解消したいものです。
自律神経のバランスを整え、リラックスするために、ハーブの活用をお勧めします。

ハーブを育ててみませんか?

ハーブといってもその種類は数知れず。その中で、私がお勧めしたいのはミントです。
ミントはハーブの中でも育てやすいものですので、初心者の方にも安心です。
他の園芸植物に比べると花は小ぶりで地味な印象ですが、清楚でナチュラルなイメージがあり、味わい深いものです。

これから色々なハーブの苗が園芸店に出回る時期ですので、初めての方は苗から育てられることをお勧めします。

【ミント】
* たくさんの種類があり、用途もさまざまです。
* ハーブの利用に際しては、アレルギーなどリスクが伴うこともありますので、
  使用量などについては十分な注意が必要であることをお忘れなく!

(1) ペパーミント、アップルミント・・・ハーブティや料理、お菓子作りに
(2) スペアミント・・・ハーブティやポプリなどの香りづけに
(3) オーデコロンミント・・・香りが強いのでポプリや香料に
(4) 斑入り葉の美しいパイナップルミントは寄せ植えに

栽培のポイント

  • 水はけがよく、日当たり・風通しのよい場所で育てます。
    日当たりは必要ですが、西日まで長く当たる場所は避けましょう。
    花壇などでは、畝立てをしたり、ブロックで囲うなどして20cm程度まわりより高くすると水はけがよくなります。
  • 夏場の蒸れは好ましくないので、刈り込んで風通しを良くするようにします。
  • 肥料は腐葉土や有機質肥料(油粕・各種堆肥など)を用います。
  • ハーブは無農薬で育てましょう。
    害虫はこまめに植物を観察して見つけ次第捕殺する(成虫はもちろんですが、卵や幼虫なども見つけ次第取り除く)ようにします。
    病気も初期であれば、その部分を切り捨てることで対処できます。
    いずれも早期発見が大切です。
  • 交雑しやすいので他のハーブと一緒に植えない方がよいでしょう。
  • また、繁殖力の旺盛な植物ですので、花壇に植える場合は、鉢ごと土中に埋める。
    あるいは土中に板などで間仕切りをして根が広がりすぎないようにするといいと思います。
    鉢植えなら種類ごとに植えておけば大丈夫ですね。




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