レモングラスとは
初めてレモングラスという名前を聞くと「レモンのコップ」とか「レモン草」など、日本語に訳そうとして訳の分からない物体を思い浮かべてしまう人もおられるのではないでしょうか?
レモングラスは単子葉植物のイネ科の多年草で、「レモンガヤ」や「コウスイガヤ」という別名もあります。
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| レモングラスの1株(これで根から葉先まで130pあります。) |
レモングラスは南インドからセイロンにかけて分布しています。今では東南アジアを中心に熱帯や亜熱帯地域で広く栽培されています。一見、ススキとソックリで外観だけで区別することはできません。株周りといい、葉の形といい、背丈(100〜180cm)といい全く違いを見出せません。
しかし、レモングラスは温室で長期栽培すると、うまくいけば2m以上の花穂を出し、その先にカヤツリグサのような形の花をつけることがあります。
天然香料の一つ「シトラール」を多く含む
レモングラスの葉を軽く揉みつぶすだけでサッパリとしたレモン風の香りが湧き出てくるのは驚きです。これは茎や葉にはレモンと同じシトラールと呼ばれる天然香料が多く含まれているからです。
レモングラスを何十倍にも大きく育てました。

5〜6年前に、大学の先生からレモングラスの茎を20本ほど戴きました。これを先生に教わったとおり「生け花」のように4〜5cmほどの深さの水に浸けておくと、1ヶ月もすると根が出てきました。これをまた教わったとおり、ただ地面に植えるだけで今では何十倍にも増えました。

レモングラスの栽培は簡単です。
それでも、もっと詳しく説明しますと、土は選ばず、水遣りは土が乾き切らない程度、肥料は直植えならほとんど不要、植木鉢なら年に1〜2回といったところ。
できれば日光がよく当る場所がベスト。
病気にかかった話は聞いたことがありませんが、水遣りを忘れたら病気(イモチ病:葉にたくさん斑点ができる)にかかるかもしれません。
そうなってしまったら焼き捨てて下さい。

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| レモングラスの花 |
1年を通して見ると、関西では初夏から初冬にかけて葉は茂っていますが、初冬から初夏の間は地上部は枯れています。もともと熱帯の植物なので霜や雪に当ると枯れてしまいますので、冬に入る前に葉を根元から10cmほど残して刈り取り、ビニルを被せておくか、鉢上げをして日当たりの良い場所で越冬させて下さい。もちろん、その際に刈り取った葉は天日で乾燥してドライハーブとして利用しましょう。
春になったら、また外に出して下さい。但し、大阪でも6月にならないと新しい芽が出てこないので、早々にあきらめて捨ててしまわないようご注意下さい。
ハーブとしてのレモングラス
レモングラスは生(ナマ)または乾燥した葉を利用します。たとえば、ハーブティーをいれる時、ナマの葉を使った場合と乾燥した葉を使った場合とでは色、味、香りが異なります。この理由はもともと植物が持っている植物酵素が色や味、香りの成分を変化させるためです。植物酵素の働きは乾燥方法や時間、温度によって微妙に違ってくるので、常に同じ乾燥品を作るのは大変です。

レモングラスはハーブです。世間一般的にハーブと呼ばれているのは、過去に医薬品的に使われていたものが、効果が微弱であったために健康維持食品やサプリメント的な用途に移行してきたものがほとんどです。よって、安易に使用量を増やさないで下さい。予期せぬ症状の出ることがあります。
ハーブティーなら抵抗なく飲めるくらいが適度な濃さです。

- ハーブティーに。
- スープやカレーの隠し味に。
- 肉や魚料理の臭み消しに。
- ポプリやリースに。
- 浴剤に。
- 衣類の染色に。
セルフメディケーションで自己の健康管理
(これからは自分の体は自分で守る時代)
ハーブの種類にもよりますが、どのハーブにも多かれ少なかれ医薬品的な要素があります。そこで、健康の維持管理のためにと、使いすぎには注意して下さい。
レモングラスには「軽い胃の不快症状」や「食欲不振」などの改善に効果がありますが、早く効くように、もっとよく効くようにと思って、むやみに濃度を濃くしたり量を増やすと、やがて毒になり体調を悪くすることがあります。

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