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ハーバル・ライフ

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キャロブ
主に地中海付近で栽培される常緑のマメ科植物。
高さ12m、つやつやした緑色の葉を持ち、小さな赤色の花の房が実を付ける。その実は扁平で褐色をしたさやをもち、その中に1列に並んだ3~10個の赤褐色で光沢のある硬く扁平な種子を包んでいる。キャロブのさやは洗礼者ヨハネが食べたイナゴマメであると信じられており、このため聖ヨハネのパンの名がついている。その種子は、大きさや重さがほぼ均一であったことから、宝石の重さを示すカラットの語源ともなった。
産地:メキシコ、米南部、インド諸国、南アフリカ、オーストラリア、近東諸国
1920年代初めまでヨーロッパではポピュラーな食品、1980年代に入りカカオの値上がりと共に北米で代替品として広く使われるようになった。
- キャロブパウダー・・さやを乾燥後煎って作る。カカオに似る。
- キャロブ豆ガム・・種子の中の白い、半透明の胚乳から作る。
カカオやコーヒーの代替品として、あるいは添加物(安定剤、結着剤。ゲル剤)として用いられる。
キャロブは煎り具合により色や風味が変わる。煎り方を強くすれば色が濃くなり、風味は弱くなる。キャロブパウダーはカカオよりタンパク質と脂肪含量が低い。また興奮性のテオブロミンを含んでおらず、さらに非常に甘いので、カカオの代わりに用いるときは砂糖を加える必要がない。しかし、少量のシナモンやミントを加えてその風味を向上させるとよい。キャロブは少量の熱湯を加えて混ぜると溶けやすくなる。またチョコレートより低温で溶け、より早く溶解する。
別 名 |
イナゴマメ、聖ヨハネのパン、カロブ |
科 名 |
マメ科(Legminosae) |
英 名 |
Carob |
ラテン名 |
Ceratonia siliqua |
使用部位 |
実(さや、種子) |
期待される具体例 |
カカオの代用 |
楽しみ方 |
お菓子 |
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- 使用目的別でハーブを選んでみましょう。
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- 50音別でハーブを選んでみましょう。
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