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薬局・薬店の先生による健康サポート

寒くなり始めたら、トイレが近い?!

寒くなって来ると尿の回数が増えて、夜中に何回も起きて熟睡できないので疲れが取れないと困っている人が増加します。
昔は夜間頻尿のご相談は高齢の人に多かったのですが、最近は30代、40代の人からもよく聞きます。


食べ物による体の冷え

30代、40代の方から夜間頻尿のご相談が増えた理由は、食生活の変化が体の冷えを助長しているからと考えられます。

それでは、どんな食事が体を冷やすのでしょう。

生もの、果物、コーヒー、化学薬品、食品添加物、牛乳、乳製品、唐辛子、コショウ、カレー(夏の食べ物)、酢、白砂糖などです。

現代の日本人の食生活は和食から離れ、どんどん西欧化して、冷える食品に偏って来たと思いませんか。

温める食品としては塩、ご飯、漬物、味噌、醤油、ネギ、にら、ニンニク、ごぼう、レンコンなどです。

食生活を見直すことが必要になってきたと私は思います。


夜間頻尿も不眠症も原因は冷え

話を戻しますが、夜間頻尿も不眠症も原因は冷えから来ると思います。
なぜ、冷えると尿が近くなるか、考えたことはありますか?

尿はほとんどが水分ですね。
膀胱に尿が溜まるということは、水が溜まったのと同じです。
水は陰性で冷やす働きがあり、溜まると冷えます。
膀胱に尿がたくさん溜まるとどんどん冷えてしまい、少し溜まるだけですぐに出したくなるのです。

体が温まれば多少溜まっても平気でいられるようになり、尿の回数を減らすことができます。

それでは、なぜ、夜になると、よりトイレの回数が増えるのでしょうか。
尿は腎臓で作られるので、腎臓の血流が夜になると良くなるので、たくさん尿が出来ます。

体が冷えない人は、昼間の腎血流が良いので、昼間に作って排泄してしまうので、夜に沢山溜まることはないので、夜間にトイレに行くことはなくなります。

したがって、夜間頻尿を治すには下半身を温めて、腎血流を良くすることが必要です。

店主からヒトコト

頻尿は下半身の冷えが原因であることが多いと考えられます。
漢方薬で下半身を温めて改善された方はたくさんおられます。
当店は完全予約制ですので、プライバシーをお守りしつつご相談をしていただけます。
あきらめずにご相談ください。


先生の紹介

プロフィール ケンコウ薬局 秋江 洋和先生ケンコウ薬局
秋江 洋和先生

略歴

  • 1951年 名古屋生まれ
  • 1973年 製薬会社研究所勤務
  • 1975年 漢方薬局勤務
  • 1982年 津市で開局 現在に至る

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