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春こそ冷え取りを意識しよう!

寒冬を経験した体には、少なからず「冷え」が溜まります。

冬に溜めこんだ「冷え」は、春の訪れと共に解消することが大切ですが、
それと同時に、春は新たな冷えを抱え込まないことにも気を配りましょう。

寒い季節が終わりを迎える春は本来、「冷え」に最も縁遠い季節ですから。


春眠、暁を覚えず

春眠、暁を覚えず。

春の寝心地の良さは、体に陽気が充満することによる心地良さを反映しています。

冷え取りを効率的に行っていく上でも、陽気を味方にすることはとても重要です。
その一方で、春を迎えたのにも関わらず、日々を消極的に過ごせば、ときに陽気の伸長を塞ぎ、不要な冷えを招きます。

冷えを抱えた体は、体内の陽気を損じて、睡眠の質が低下しやすくなり、満ち足りない状況を招きます。
それもまた「暁を覚えず」と呼ぶべき状況なのですが、前者が寝心地の良さ(それに伴う充足感)を、対して後者が寝心地の悪さ(それに伴う不足感)を象徴する点では、正反対の性質を持ちます。

体の活動・陽気を程よく盛んにするように心掛けることは、春の寝過ごしをほどほどに抑えることにも及びます。むしろ春だからと、勇んで陽気を促し過ぎれば、不要な気だるさを生み、反って寝過ごしを招いてしまいます。
「過ぎたるは、及ばざるがごとし」の精神が大切なのも、また春の時期です。


春は肝を尊重しよう

漢方では、春は肝を尊ぶべき季節と言われ、春の養生・生活は、肝に配慮をもって行うことが大切とされます。

肝は体液・栄養としての血液を貯蔵する臓器でもあり、肝を尊ぶことは全身の血流を整えること、ひいては冷えを取り、防ぐことにも通じます。
ただ現代では、生活スタイルの変化やストレスの増加、目の酷使、ミネラル不足などが及び、肝本来の働きを損じる傾向が強くなっています。

肝は体の伸びやかさ、心の柔かさを養う部分でもある為、肝を損じて全身が強張れば、不要な冷えを招きやすくなります。


店主からヒトコト

春こそ冷え取り。新陳代謝を高めつつ、冷えを遠ざけることは、不要な強張りを除き、肝本来の働きを促進します。
肝の働きを自然な形で促すことには、心身のコントロール(自律神経系・内分泌系のバランス)を整え、その活動を円滑にする働きも期待できます。
それこそが「心身に春を迎える」という行いに通じると思います。


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プロフィール 漢方 柿ノ木薬局 宮川 貴夫先生漢方 柿ノ木薬局
宮川 貴夫先生

コメント

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