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およそ人間のからだは、弱くてもろく、はかないもので
風前の灯火のように消えやすいものです。あぶないのです。
だから用心しなくてはならないのです。
決して上から目線の養生を説いているのではなく
弱くはかないことを自覚した下から目線で
益軒先生は伝えようとされています。
普段の私自身の視点の置き方に反省を促されている思いです。

長生きをすれば、楽しみ多く、益が多い。
毎日、いままで知らなかったことを知り、いままで出来なかったことが出来るようになる。
学問が進んだり、知識が明るくなったりすることは、長生きしないと出来ません。
年を追うごとにからだの機能は安定し、こころは成熟してくるのです。
そのためにも養生の術を使うよう勧めます。
益軒先生は年齢とともに弱っていくのではなく成長していく考えをお持ちです。
アンチエイジングというワードに対して最近異議を唱える論調が出てきました。
年を重ねることに抗するというよりも年を正しく尊厳を持って重ねていくことを
考えていこう。結果として美しい存在感が増していくことを提唱していこうと。
益軒先生は良し良しとうなずいていらっしゃるのではないでしょうか。

益軒先生は繰り返しからだを適度に動かす必要性と
食後にじっとしていることの弊害を訴えています。
運動には

こころに満足感を与える
こころとからだに軽やかさを与える
からだにたまった老廃物を除去する
活動を行う能力を与える
からだに強さを与える
活動を達成させるための持久力や忍耐力を与える

などの目的があるからです。

養生を行い、生理機能が整えば(原因)
いつでも健康でいられる(結果)。

ほしいままにしていると(原因)
病気になる(結果)。
そして原因を正しいものにしないまま、
結果のみ正しいものを求める行為、
すなわち
養生せずに薬と鍼灸を使って健康になろうとすることは
矛盾をはらんでいて愚かであると、述べています。

予防とは、病気を早期に発見し、治療すること。
ではなく
食事や生活を通じて養生を行い、元気を維持して病気にならないようにすること。
どんなに薬が発達しても基本は養生である。
私自身、見つめ直すことを促されている気がします。


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