最近の研究で、子供の頃から目に大量の紫外線を浴びると急速に目の老化が進み、
比較的若いうちから白内障や 老眼になる可能性があることが分かってきました。
金沢医大の佐々木洋教授(眼科学)は、東アフリカのタンザニアで紫外線と眼疾患の
関係を探る疫学調査を実施し、日本(石川県)のデータと比較しました。
(タンザニアの紫外線強度は日本の2倍以上)
タンザニアの小中高校生計231人の裸眼視力は、93.6%が1.0以上 で、
近視も4.4%(日本は57.6%)でした。
ところが、紫外線が原因とされる「瞼裂(けんれつ)斑」は 中高生で100%、
小学生を含めた全体でも97.3%が発症していました(日本は2 3%)。
瞼裂斑は白目の表面を覆う結膜のタンパクが変性し、黄色っぽく変色したり
盛り上がったりする病気で、放置すると結膜が黒目部分に覆いかぶさる
「翼状片」になる恐れもあります。
さらに、水晶体が中心部分(核)から白く濁る「核白内障」が年齢とともに急増し、
老眼も早い時期から始まっていました。佐々木教授は「日本人でも目に大量の紫外線を浴びれば同じことが起こり得る」といい、「紫外線の強い屋外で長時間遊ぶときは帽子をかぶり、めがねやコンタクトレンズも併用すると高い予防効果が得られる」と
アドバイスしています。
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更新日: 2018/04/28 |
糖質を極端に制限すると、本来肝臓に貯蔵されるべき中性脂肪が不足します。
そうすると、体は生きていくための手段として、体中から中性脂肪をかき集めて 肝臓に送り込み、蓄えようとします。 極端な場合、低栄養性脂肪肝を引き起こすことがあります。 栗原氏は「1ヵ月に1kg以上体重が落ちるようなダイエットは、 糖質を減らしすぎている可能性がある。リバウンドがなく一生健康的に 続けられるのは糖質 “ちょいオフ”ダイエット」と話します。 日本人はエネルギーの約6割を糖質からとっているので、 主食を完全に抜くと栄養バランスが崩れてしまいます。 ラーメン+チャーハンのような糖質の重ね食いをしている人は見直しが必要ですが、 糖質は適度にとり、運動習慣を取り入れた方が減量には効果的と考えられます。 |
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更新日: 2018/04/26 |
消化器内科が専門で内臓脂肪に詳しい栗原クリニック東京・日本橋院長の
栗原毅氏は、「最近、野菜不足を気にしてジュースを飲んでいる人が多いが、 市販の野菜ジュースは果物が含まれているものが多く、この習慣が減量の 邪魔をしている場合がある」と言います。 糖質は、その結合数によって単糖類、少糖類、多糖類に分類されますが、 結合数が少ないものほど吸収が早いので、果物はとりすぎると太りやすくなります。 とくに咀嚼の必要のないジ ュース類は吸収が早いので要注意です。 また、主食を減らした分を野菜で補おうと、サラダを積極的に食べる人が多いですが、 でんぷんを多く含む「ポテトサラダ」を選んでは糖質オフになりません。 また、ヘルシーなイメージの春雨は、イモや豆のデンプンから作られるため、 うどんやそばよりも糖質含有量は多いなど、「糖質オフしているつもり」でも、 実はできていないことが多いのです。 |
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更新日: 2018/04/24 |