股関節の痛みを訴える人は非常に多いです。特に女性。

先天性股関節脱臼の有無を尋ねても、
親から何も聞かされていない場合も多いし、
棘果長を計測したら左右差はあるものの、これが症状にどこまで影響しているかはわからない。

股関節の動きをチェックしても、いつ頃からこのレベルかもわからないし、
本人も、痛みが出だした時期との関連がわからない事が多いものです

また、レントゲンやMRI所見では、いずれ股関節の手術をしないといけないと言われても
人工関節の寿命(20年くらい)を考えると
まだ60歳代以下の人では できるだけ粘って引き延ばしたい。

一方、痛みの原因はと言うと、A医師は腰からといい、B医師は股関節からといい・・・・・。
見解が分かれてよくわからない。

どちらにしても、病院では、鎮痛剤と痛みを止めて炎症を鎮める点滴、湿布・・・・・。
と、見解が違ってもやる事は同じ。
だから、医師にすれば、内臓腫瘍などから来ているものでなければ、
腰からでも股関節からでも、そんな事はどうでもいい話になってしまう。

そんな人には、針を使ったトリガーポイント療法がうまくいくことがあります。

震源地と痛む場所が違うという関連痛の概念で、アプローチしていき丁寧に探すと、
鋭敏なポイントを見つける事ができて、そこに針をすると見事に痛みが引いていく事があります。
これを試してみる価値はあります。

それと、併用して漢方薬をお勧めする事もあります。
TVで、芍薬甘草湯が急性の腰痛に良いと紹介されていたようですが、
もうひとひねりして、その方の体質に合わせて処方を考えると、
針治療と相乗効果を生む事もしばしば体験します。

悩んでおられる方はご連絡ください。

   

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