薬さえ飲んでおけばそれで良い。
そう思っている人は多いのでは?

でも、薬はあくまでも体にとって異物です。
特に、化学薬品はそうです。

体を維持し健康を保つには、
自然と向き合う事が大事。

自分に嘘をつかず、自分の感覚を大事にし、
それでいて、節制をする。

食事、仕事、睡眠、人間関係、衣服・・・・・

主治医は自分自身です。」
亡き師は、よく患者さんにそう言っていた。
その通りだと思う。
薬だけ飲んで、
一方で悪いことしていたら何にもならない。


漢方も、攻める漢方、守る漢方がある。
風邪のような急性症状には
攻める漢方が必要な事もあるが、

基本は医食同源の延長の漢方薬の位置づけで
守る漢方をベースに服用してもらって、
平素の健康維持に役立ててもらっている。

自分を取り戻し、自分とどう向き合うか
相談しながら、自分のあり方に気付いてもらう事が
治療の大きな柱。


だから、相談に時間もかかるし
治療もコンスタントに来てもらって
「自己治療」がうまくできているかどうか
何が反省点か
その辺を二人三脚で行かねばなりません。
いっしょに歩みましょう。

 

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人間だれしも味方がいると勇気百倍。
でも、誰にもわかってもらえないと
ツラさ百倍。


口下手で自分の気持ちをうまく伝える事が出来ないAさん。
ようやく、治療室でポツリポツリと本音を言えるようになってきた。
自分の考えを伝える事は非常に難しい。
もし、否定されたらと思うと恐いのもある。
家でも、世間でも、自分の考えを言えるように
さらに、引き出してあげたい。

難病闘病中のBさん、周囲の人の親切が却ってしんどそう。
実はそっとしておいてほしのではないですか?」
という私の言葉に、
急に笑顔になられた。
周囲の人の心配な気持ちが先走りすると、
本人には苦痛になる。

まず、本人の苦しさを理解するところから治療が始まる。

だから、たっぷり時間を取って、「聞く」作業が必要になるのです。

     

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過食症・拒食症を治すには、
薬だけでは非常に難しい。

過食症・拒食症になる人は
自分に自信がない事が多い。
これがポイント。

自分が思っている事や感じる事を
しっかりと表現し主張できるようになる事。
これが大事。

そのために、家族や身近な人との
関係改善が大事になる。

本人だけでなく家族も含めて
治療のステージに立って
ともに治癒に向かって改善していこうとする姿勢が大事。

頑張りましょう。

 

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「しょうもない話してスミマセン。
でも、聞いてもらってスッとしました。」
そういって、治療後、かえって行かれた方。

そうです、思っている事を口にして
それを聞いてもらって
共感してもらうだけでずいぶん違うものです。


当院では、
個室での相談&治療なので、
プライベートなことから世間話まで何でもOK。


治療して話して、
体も心もほぐして、ストレス解消。
これが、免疫向上にもつながる。


必要に応じて、
御希望ならば、漢方薬も併用する。
養生法も できそうな事を いっしょに考える。
無理強いはしません。

別の病院で「甘いものは一切ダメ!」と言われた方、
「そんなのできません!」と。
「では、どれほどの食養生はできますか?」と私。
こうして、すり合わしていくのです。
できない事はできない。
落第のない課題を見つけて行きます。

いいでしょ、このスタイル。
のんびりやってます。

     

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五十肩に似て、
腕を上げると痛い、
痛くて、頭や顔を洗えない。
ひどくなると、夜、寝ていても疼く。

しかし、腕を上げようと思えば
上がらなくはない。


五十肩のケースもありますが、
意外と多いのが
「使い痛み」で筋肉が短縮して
常に「凝った」状態のパターンと

いつのまにか靴下に穴が開くのと同じように
あるいは、こけて手をついて
腱や筋が部分的に断裂しているケース。

前者の場合は
1~2回の針治療で簡単に治る事が多く、

後者の場合は
治療しても、程度により数か月~1年くらいは必要。

動かせる範囲で動かす事も、
状況により冷やさず温める事も必要。

あまりにも症状がきつい時や治療に抵抗する時は
紹介状を書いて、MRI検査して手術になる事もあります。

困っている方は、ご相談ください。

   

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