ベッドに横たわった途端にお腹がグーって動き出す人
ハリを一本刺しただけで、手足が暖かくなる人
「予約が取れただけで楽になる」と言ってくださる方

ありがたい話です。
信頼されているといいますか、
「ここに来たら良くなる」と
思ってもらえているのがうれしいのです。

これからも、マンツーマンにこだわり
時に人生相談、時に愚痴聞き
そして、ともに同じ方向を向いて
歩んでいくそういうスタイルでありたいと思っています。


 

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単純に内気な性格なのか、それとも病的なのか
判断に悩んだりどうしたらいいのかわからない人も多いのでは?

いわゆる、内気な人は、
大勢の人から注目を集める場所で、気遅れを感じて 
あがってしまったり、不安に感じておどおどして
他人の目が気になってしまうものです
ただ、だんだんと慣れるうちにあがりにくくなって身体的な症状はあまり出なくなります。
また、内気な人は、他人に自分の存在を受け入れてもらいたいので、
親しげに接してもらうと安心します。

これに対して社交不安障害は、
対人関係の場所で、過剰な不安や緊張が誘発されるあまり、
ドキドキ・ふるえ・吐き気・赤面・発汗などの身体症状が強く出ます。
これは、だんだん慣れるどころか、
親しくなっていくにつれて自分の本質が見抜かれてしまうのではないかという恐怖心が湧いて
パニックになったり、自分が見透かされないようにしようと自分の事が気になって仕方なくなります。
他人には、自分の存在を受け入れてもらいたいのではなく、
自分の存在を消してほしいと願うのが特徴と言えます。
それで、対人場面を次第に避けるようになって
日常生活に大きなな影響を及ぼしてしまいます。

それでも、自分が受け入れられるレベルの対人関係から
過剰反応の出ないレベルで慣らして自信をつけていくことで
改善が見込めると考えています。

呼吸法を取り入れてみたり
自律神経に働きかけるハリ治療や漢方なども併用して
改善を図るというのも一手です。

     

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元々慢性頭痛のある方。
今回は、常備薬を飲んでも効かないとの事。

急性頭痛には命にかかわる事もあるので、
しっかり診る事にしたが、
どうやら緊急性は感じられないが、
高齢の方には、
時々、少しずつ頭の中で血液が漏れている人もいるので
とりもなおさず脳外科受診を勧告した。

脳外科では異常ないが、原因分からず薬もなし。症状は残る。
次に、眼科、内科、整形・・・と渡り歩くが原因不明。

この間、漢方薬も効果なく、針治療も効果がなかった。

しかし、症状の出方から、
これは、後頭部の深層の筋群のコリではないかと思い立ち、
慎重にハリ治療を進めることに。
すると、「そこ」と言うところにいきあたり、
ここから劇的に改善方向へ。

念のため、
首筋から頭のコリをとる漢方を服薬してもらったが経過は良いよう。
よかったよかった。

 

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一般的に、問題行動を起こしてしまう場合、
本人の心は「放っておいて」と「かまって」の相反する気持ちがうずまいています。
自分で自分の気持ちのコントロールができないで苦しんでいます。
まずは、そこを理解してあげてください。

不安定な精神状態の本人は、
周囲の何気ない一言でパニックになったり
暴言を吐いたり暴力をふるったりすることもあります。
そこで、親(サポーター)が疲れ果ててしまわないように切り抜ける対策が必要となります。

良く質問されることですが、母の育て方が悪いのではありません
ただ、子供に非難される事は良くあります。
本人が目覚めていく時、
母への不満から始まる事は良くありますが、
親子の風通しを良くして母と子がうまくかみ合った関係にもっていく事で改善していくものです。

自己主張しだした本人に母は否定せず合わせて会話しましょう。
子がリードする会話にもっていく事で徐々にいい方向に向かいます。

父親は平素は出番ありません。
子からのアプローチの時のみ耳を傾けるようにするだけです。
父親の役割は母親のサポート役であって、
父親は奮闘している母親を責めてはいけません。
また、父親は、その件で母親に命令しないでしっかり支えてあげてください。

父も母も失敗する事があっても、それは仕方ない事です。
失敗に気づいて次は失敗しないように準備する事です。

本人が現状をよく理解してここから脱出したいと思うようになるには、
どんなタイミングでどんな語りかけをすると良いか
常にアンテナを張ってキーワードなどを探すことです。
本人が「ここから脱出したい」と思う事が大事なのです。


経験を積ませ、良い意味で自己主張能力を上げさせ、
自分で解決する能力をつけさせる事。
そのために本人がリードする会話が重要となります。

自分を抑えて気づかいが多いタイプの人は、
さりげない一言で傷つくので、
言葉を選んでゆっくり語り返事をして自信のなさから、
自信を積み上げていく手伝いをするようにします。

「病気」を盾に変に開き直るケースもあります。
この場合、ケースバイケースで対応が迫られます。

一般的には、治療開始後、
症状に苦しんで自暴自棄などが止まるのに1年、
そこから社会復帰して生き生きとしてくるのに2~3年かかるのが典型です。

家族を巻き込む要求や母親を召使のように使うのはNGなので、
最初が大切です。
断る時ははっきりと言うより拒否された感を持たせないように「やんわり」断る事が大事です。

また、本人の要求がエスカレートするとNGです。
経済的、肉体的、精神的に実害が出るような要求は話合いをするべきです。
話し合えない場合は頼む頼み方を考えます。

「何気ない一言」で傷ついて親子関係にひびが入り親子不信に陥ることもあります。
NGのキーワードには常にアンテナ張っておくことです。

「親にかまって欲しい」「親に認められたい」を「聴く事」「肯定する事」で小さな認めを積み上げ、
本人の自暴自棄感、ゆううつ感、将来への希望のなさ、見通しの暗さなどに明るい光を照らすようにします。

続く。。。。

           

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