世の中には様々な病気がありますが、
長期戦を強いられている方のご家族は
さぞや不安でいっぱいの事と思います。

うつ病や双極性障害といわれるような精神疾患
不登校や引きこもり過食症拒食症といった問題行動
あるいはガン闘病中の人・・・・・

そんな人を支える家族は
相当の辛抱や苦労がついて回って
ご家族自身も潰れてしまいそうになっている
そんなご家族もいらっしゃることでしょう。

そんなご家族には、「キーパーソン」としての役割は
致し方なく頑張るしかありません。

しかしながら、
公的な機関を頼ったり、
あるいは信頼のおける人に助言をもらったり
話を聞いてもらうだけでも少し楽になります。
決して一人で戦わないでください。

次に、
ご家族が自分自身を落ち着かせるためには、
病気そのものをよく知ることです。
医療行為は医師などの専門家の仕事ですが
病気を知ることで本人に対する対応が上手になり
精神的負担が減ります。

少し肩の力を抜いて、
なんとかしてあげたい!ではなく
本人の回復力を信じてぼちぼち頑張りましょう。

 

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タイトルにも書きましたが
様々な問題行動があって、
本人はもちろん家族も
本当につらい思いをされていることと思います。

中には精神科にかかって
薬を処方されている人もいると思いますが
薬は、眠れないとか不安で押しつぶされそうになるとか
あちこち痛いとか下痢が続くとか食欲がないとか動悸がするとか
そういった症状には対症療法的に効果がありますが
問題行動そのものの決め手になるとは思えません。
また、薬の副作用も気になります。

とはいえ、そういった薬を全く否定するものでなく、
そういう症状が治まることで気分が落ち着いて
ストレスが軽くなるなら、
安全性と効果を天秤にかけてということになります。

また、問題行動には認知行動療法が有効な場合もあります。
本人が「良くなりたい!」という強い気持ちがある人や
ある程度「頭がしっかりした」人には有効ですが、
良くなりたいという意思の弱い人や
自尊心の低い人や
疲れ果ててしまって「頭が回らない人」は
脱落しやすいと思われます。

では、どうスタートをきるかといえば、
まず、本人が自分の思いを表現して
それを家族なりに否定されず認めてもらって
少しずつ自分自身を認めて自尊心アップを図る
そこからになります。
簡単な道のりではありませんが
千里の道も一歩からです。
必ず光り輝く未来が待っていると信じています。

             

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