夜間尿がひどくて
トイレに起きるたびに
なかなか寝付けなくて困っていた方。

診ると、
ストレスが強くイライラが半端じゃない。
あちこちの病院に行っても解決しない。
それもまたストレス。

それがなんと、
ストレスからのイライラに対応した漢方が
的中!

夜間尿も減り、
夜間トイレに行っても
スッと眠れるようになったとのこと。

いいですね、漢方。

   

以前より感じていたのですが、
症状の陰にストレスがあることが実に多いです。

そういう方に限って、
病院をハシゴしても何も見つからない。
薬も効かない。

イライラ・ドキドキ・不眠といった
如何にもな症状から
頭・おなか・節々・・・・といったあちこちの痛み
食べられない・おなかが空かない・下痢・便秘といった消化器症状
頻尿・夜間尿などの症状
痒み・湿疹・アトピー増悪など皮膚病
肩こりや首こり 身体のこわばり、
書痙などに代表されるジストニア症状
喘息・息苦しさ・胸が重苦しい・・・・・・。

本当に多彩です。
まずは、ストレスを感じている自分を認めて
そこから「どう楽に」していくかを考えながら。。。

少しでもお役に立てたらと思います。

 

患者さんの中には
第一選択で私のところに来てくださる方もいらっしゃいますが
病院と併用治療を求めてであったり、
病院はしごして万策尽きた方であったり
そんな方が結構多いものです。
そんな方には大概の医師や治療家が
考えつきそうな治療方針では上手くいくはずもなく
まさに「逆転の発想」のごとく
真逆な考え方であったり
東洋医学的所見のように
現代医学的診断を「無視」する場合や
全く違う視点から診てみたり 
と、あれやこれやと工夫してみると
治癒の光が差し込む場合があります。

それも私の醍醐味の一つです。
どこかで救われる 
それが私のところなら無類の喜びです。
ともに治癒に向かって歩みましょう。

 

腎臓も年齢とともに弱っていき、
気がつけば修復不能!ということもしばしば。
そこで、早い段階で進行を食い止め
透析治療にならないようにしたいものです。
最近、慢性腎臓病の方の相談も多いので
参考資料を公開します。


☆あなたの現在のステージ推察(慢性腎臓病(CKD)ステージ分類)
年齢;    
性別;    
血中クレアチニン値;      
推定GFR;       
尿中アルブミン(タンパク)定量;       (糖尿病性腎症の早期発見に有効)
30↓mg/gCr=血糖値コントロールに努力 
30~299=厳格な血糖値コントロール
300↑=厳格な食事制限
推定CKDステージ;    腎機能低下レベル=     


腎臓の主な働き
 ・尿素・ナトリウム・カリウム・塩素・マグネシウム・リン・クレアチニン等、ろ過と排泄。
 ・塩分と水分の排泄調整をして血圧のコントロール。
 ・エリスロポエチンというホルモンを放出して骨髄刺激して赤血球合成に関与。
 ・体液バランス調整
 ・ビタミンDを合成して骨を丈夫に。

注意すべき自覚症状
・夜間尿;尿の夜間濃縮が上手くいかなくなって夜間尿が多くなります。
老化や寝る前の水分摂取でもなりますが、
それほど水分とってないのに夜間尿が多くなると腎機能低下を疑います。
・貧血;腎臓からのエリスロボエチン放出低下によって
骨髄での赤血球合成が減って貧血になります。
・血圧上昇;水分、塩分排泄不足によって血液の全体量が増えて高血圧となります。
・むくみ;体液バランスが崩れてむくみます。
むくみを自覚しやすい場所など=まぶた、指輪、靴下のあと、体重の増加など。
・疲れ易い、めまいなど。

日常生活の注意
血圧の管理;腎機能低下は塩分・水分排泄機能低下につながり
全身の血液量増加により高血圧となり
腎臓への負担が増えさらに腎臓機能が低下するといった悪循環となります。
腎臓を守るためにも血圧コントロールは重要で、
一般に最高血圧を150以下に抑えるのが望ましいと思われます。
そういう意味で食事やストレスや運動は大きなポイントですし、
上手くいかない場合は降圧剤も視野に入れなければいけません。

塩分摂取; 塩分の過剰摂取は高血圧にもつながりますし浮腫みの元、
腎臓へのストレスにもなります。
概ね3.0~6.0g/日の塩分にするのが目標です。
詳細な計算をして厳しく管理するのは結構なのですが、
それがストレスになると具合が悪いので、
まずは、いつもより薄味にしていくというところからスタートして徐々に「管理のプロ」になりましょう。

水分摂取; 概ねCKDステージ3b・GFR30以上程度までの腎機能ならば
尿濃縮機能も維持できていて水分摂取量を気にしなくとも腎臓が調整をしてくれています。
脱水により腎障害となることもあり得る事を思えば、
「ほどほど」に意識的に水分摂取をすることは良いのではないかと考えています。
具体的には、食事などから摂取する水分などもあるので、「水」としては体重1キロ当たり25ml
の摂取が良いと思われます。
例えば、体重60㎏の人は25×60=1500 1.5リットルの水を1日に飲めば良いという計算になります。
ところが、それ以上悪化すると尿毒素を充分に濃縮排泄するのが困難になります。
そのため尿は薄くなり尿毒素排泄のために水分摂取量を多くし尿量増量して
尿毒素排泄機能を維持することになります。
その一方で、摂取した水分量の排泄ができずに体内に貯留することもあり、
このような場合は水分制限が必要となります。
特にGFR30以下では注意が必要となり専門医の指導に従うことをおすすめします。
また、水分摂取過多により「水中毒」という病態もあります。
過剰な水分を処理するために腎臓に負担がかかり体内の老廃物を処理しきれなくなり、
低ナトリウム血症、意識障害を起こすことがあります。
水分の摂りすぎにも注意が必要です。
尿量の測定は日常生活では難しいと思いますので、体重測定を毎日行って体重管理をしましょう。
急激な体重変化は水分によるものと考えられますので、
減少していれば意識的に水分を摂取し、増加している場合には塩分を控えてください。

・タンパク質;タンパク質の老廃物は腎臓から尿中に排泄されるのですが腎機能低下の場合、
老廃物排泄低下により老廃物が腎臓に負担をかけ腎機能を悪化させてしまうともに
血液中の老廃物が蓄積して尿毒症の症状を引き起こしやすくなります。
これはなんとしても防がなくてはいけないので
タンパク質の摂取は腎臓の機能に合わせて適正な量に制限する必要があります。
一方、タンパク質は重要な栄養素でもあるので必要量は確保しなければなりません。
目安はGFR60以上の人は、さほど制限する必要がありません。
CKDステージ3aの人は0.8~1.0g、ステージ3b以下の人は0.6~0.8/キログラム/日です。
例えば、体重60キログラムでCKDステージ3aの人は
一日当たりのタンパク摂取量は48から60gが目安になります。
食品分析表などを参考に概ねその辺りを目指しましょう。

リン;   リンは骨形成や細胞のエネルギー代謝に不可欠で
肉類・魚類・卵黄などタンパク質の多い食品に含まれていて体内に取り込まれます。
腎機能が低下するとリンを尿中に排泄することが難しくなり
徐々に体内に溜まって高リン血症を引き起こします。
リンの管理は血液検査で異常値が出る前から
食事療法によって始めることが望ましいとされています。
リンはタンパク質を制限することで同時にリンの過剰摂取は防げます。
CKDステージ3~4の人の場合、
リン含量の多い食品を摂取しない限り、
前述のタンパク質制限ができていれば高リン血症を恐れることはありません。

カリウム; カリウムも体に必要なミネラルではあるのですが、
腎機能低下に伴い体に蓄積するといろいろ障害がでてきます。
CKDステージ3aまではカリウムの制限は特に必要ありませんが、
3bから少し気をつけないといけないとされています。
具体的に計算して制限するのは難しいと思いますので、例えば野菜は30分水にさらしてから、
あるいは茹でこぼしてから食べる事でカリウムの摂取がかなり減ります。
そんな所から始めていただき、厳しい制限の必要な方は担当主治医の指示に従って下さい。

コレステロール;高脂血症は動脈硬化につながり、
慢性腎臓病の発症と進行の危険因子になりますので
コレステロール値を目標値まで下げることが重要になります。
食事では、脂肪を総摂取エネルギーの20~25%として、
なるべく鳥獣性脂肪ではなく植物性・魚肉性脂肪を多くするようにします。

アルコールは1日25g以下(ビール中ビン1本、日本酒1合、ウイスキーシングル2杯)にします。
食物繊維、特にペクチンやマンナンなどの水溶性食物繊維は
中性脂肪や胆汁酸を吸着して排泄してくれるので多めに摂取しましょう。
(1日25g以上が目標、食品分析表参照)
血液検査でLDL110以下、LDL/HDL=2.0以下(1.5以下がベスト)を目指して
食事・運動をしてコントロールできない時は薬に頼ることになります。


運動;   CKDステージ1~3では、一般的に高度タンパク尿がない限り
特に運動制限する必要はありません。
糖尿病・高血圧症などに対して運動の効果が期待できるので積極的な運動をおすすめします。
まずは、激しくない運動を基本として脱水に充分留意して1日30分×6日/週を目標にします。
軽いジョギングや時速6キロくらいの速歩から始めてみましょう。
この有酸素運動に加えて、バーベルやマシンを使っての
レジスタンス運動を併用することで血糖値や血圧が改善し、
さらにはCKDの進行も抑えられるといわれています。
ステージ4~5では、過度の運動は腎臓に負担をかけることがあります。
しかしながら全く運動しないことも体によくありません。
定期的に適度な有酸素運動を続けることが大切だとされていますので
主治医と相談しながら自分に適した運動を行うようにしましょう。

血糖値コントロール;糖尿病のある人は血糖値が高くなるので血管が傷つきやすく硬くなりやすくなります。
一般的には約10年の歳月をかけて脳や心臓などはもちろん全身の血管で動脈硬化が進んでいきますので、
腎臓でも同様に動脈硬化が進んで血液のろ過機能が落ちていきます。
糖尿病が原因で起こる腎臓病は糖尿病性腎症と呼ばれて
自覚症状がほとんど無いまま進行していくのが恐い所です。
たいていは初期にアルブミンというタンパク質がごく微量、尿に出てきます。
そのため、まめな尿検査が重要な意義を持ちます。
微量タンパク尿を3年~5年くらい放置したままにすると、
やがて大量のタンパク尿が出るようになってきます。そうなると血圧が上がってくることも多くなり、
さらに血管が傷つけられて腎機能が悪化の一途をたどります。
早期に生活習慣を改善して薬が必要なら服薬して血糖値をコントロールすることが重要です。
まずは、HbA1cが6.9%未満を目指します。

喫煙習慣; タバコは悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らす事が知られています。
これは、動脈硬化の危険度が増す事を意味します。
さらに、中性脂肪増加、血圧上昇、心拍数増加、血管収縮、発がん性など
禁煙すべき理由がいくつもあります。

体重管理; 内臓脂肪型肥満の人は、
前述の糖尿病性腎症の指標であるアルブミン尿が出やすくなることが知られています。
肥満の人は糖尿病や高血圧症を合併していることも多く
、肥満予防が慢性腎臓病予防にも心筋梗塞や脳卒中などの成人病予防にもつながりますので
体重を適正に管理することが重要です。
また、痩せていても内臓脂肪だけ付いているケースもありますので、
体重管理と併せて注意が必要です。
特に、冷たい飲み物を多く摂る習慣の人はお腹が冷えやすく、
体は冷えから守ろうとして内臓脂肪を溜めようとしますので、なるべく「人肌」に近い飲食を心がけてください。

薬の影響; 腎臓に負担の大きい薬はなるべく避ける事が賢明となります。
代表的なものは消炎鎮痛剤ですが、
盲点として、経皮吸収の良い鎮痛剤貼り薬、市販の総合感冒剤などにも留意が必要です。
さらに抗生物質、合成抗菌剤なども控えたいお薬です。
感染症から腎臓に負担かける事もある事を考えると、
手洗い、うがい、免疫強化して感染症予防や薬に頼らない生活、心も体も元気!が大事です。

漢方の意義
漢方薬は現代医学的に見ても様々な効果を期待できます。
漢方薬には体のバランスを整える作用があり、
腎臓血管血流量の適正維持、免疫調整作用、体内細胞保護作用、細胞障害修復作用、
抗老化作用、抗酸化作用、抗炎症作用、血糖降下作用、血中脂質低下作用、
高血圧に対して血圧低下作用、抗血栓作用、・・・など期待できます。
また、東洋医学的見地からは「補腎」「駆瘀血」「水毒除去」といった効果を期待します。
早期の腎病変において漢方の効果は充分期待できると考えています。
ただ、末期には漢方でさえ腎臓に負担になって
クレアチニンクリアランスに悪影響与えるという報告を見たことがありますので、
個人的には原則として透析患者さんやそれに近い方には漢方薬を用いないようにしています。
やはり早期発見・早期治療だと思います。

   

最近の医学の発達や研究によって
いろいろなことが解明され、
それによって恩恵を受けいている我々ですが、
漢方も解明されつつあります。

大腸に生息する菌によって漢方薬が「分解」されて
体内に取り込まれやすい、また活性されやすい状態になるのだとか。
なので、大腸の状態を整えて菌が「いい状態」でいることが
漢方薬が効果を出すコツ。
もちろん、すべての漢方薬を検証することはできてませんが
一部ではそうだということらしいです。

腸管免疫に関していえば、主に小腸の話。

大腸も小腸も「いい状態」であることが一番!
逆に、抗生物質服用によって乱れた腸内環境が
元に戻るのに3ヶ月かかるらしい。
であるなれば、
例えば、風邪など引いても、
できるだけ抗生物質服用を避けて
漢方薬などで加療するのがベストではないでしょうか。
また、やはり医食同源。
適度の水分摂取や、
タンパク質や野菜などバランスよい食事が大原則。
その上で、漢方薬を「未病を治す」意味でも上手に使うのが
人生100年時代を乗り切る秘訣
ではないかと思います。