健康トピックス 「更年期障害」

漢方薬というもの
体全体を診て処方します。
現代医学の病名は関係なく、
同じ病名でも違う処方が
また、違う病名でも同じ処方が適用されます。

そんな中、
もともとの辛い症状を改善しようとした結果
顔や体のシミが激減した!という
「うれしい悲鳴」の症例が。。。。

こういうこと・・・・実は結構あるんです。
しみ抜きのお薬っていっぱいありますが
漢方が抜群!って思います。


   

キーワード別 一覧へ

元々汗かきで、動くと汗が噴き出すという方。やや肥満気味。
顔、背中が特にひどく、汗で髪の毛もべたべたになる。
また、緊張すると、これまた汗が噴き出す。
最近、暑いせいか、汗が特にひどく仕事に支障が出て困るとの事。
更年期にさしかかっているのも影響しているかもしれない。

だからといって、口も咽喉も乾かず、水分摂取も多いとは思わない。
便通は普通で尿も特に問題なし。
動悸や息切れもない。
精神科か心療内科に行こうかと思うほどイライラが強い。
ストレスはある事はある。
暑がりでのぼせ症、緊張しやすいタイプ。
腹診:鳩尾に少し痞える感じ、胸脇苦満なし。瘀血傾向はない。腎悸なし。
脈診:数脈・腎肺虚
舌診:少し白苔・湿潤はあるが歯列痕はない。

そこで、気がのぼりやすい方と考えて、気を下げる漢方を服用してもらった。
すると、見事にイライラが全く消失して、もはや精神科とかに行こうとは思わない
ただ、汗は治まらないという。
そこで、頭にある百会というツボを中心に刺激を加えると気持ち良く
あっという間に汗がひいてきた。

これにより、漢方と自律神経調整コースの針治療を併用することにした。

うまくいきそうです。良かった。良かった。

       

キーワード別 一覧へ

更年期のような症状を訴える人には 、
20代 30代の人や、 60代や70代の人まで幅広い年齢層の方がいます。
本当の更年期と思われないような人まで似たような症状を伺う事が多くなりました。

ストレスが原因で自律神経が乱れたり、
「血」のめぐりが悪くなってホルモンバランスが乱れたり
いかにも現代病のような人が多いように感じます。
これらに対して漢方でアプローチすることで効果は充分期待できます。

70代の女性、
上半身に汗をかきやすく、下半身は冷えて仕方ないという。
漢方でいう「上熱下寒」の典型のような訴え。
病院で相談しても、「よくわからない」という。
高齢の方には、ホルモン剤投与はしないのが原則で、
漢方しかないだろう という事でお見えになった。

話を聞いていくうちに、「気が走る」タイプの人と判明。
東洋医学では、おへその上あたりで湧いた「気」が上昇して
やがて「肺」の力で全身に送られるのだけれど、
何らかの理由で「肺」にトラブルがあると、「気」が上昇しっぱなしで
気が下がらず、結局、上半身に熱、足は冷える という事になります。

ここにアプローチする漢方を選択して服用することで解決していきます。
現在、服用始めたばかりですが、次回、お見えになっての報告が楽しみです。

   

キーワード別 一覧へ

更年期になると様々な症状に悩まされてツライですよね。

顔がほてる ・ 頭に汗 ・ 頻尿 ・ 頭痛 ・ 全身がだるい
不正出血 ・ ドキドキ ・ 冷え ・ 胃腸の調子が悪い ・ 帯下(おりもの)
めまい ・ 耳鳴 ・ イライラ ・ 神経過敏・・・・・

挙げれば、てんこもりです。

そんな中で、帯下(おりもの)に劇的に効果があった例を。

もともと、子宮内膜に軽度の異常があるのか、
毎日少しずつ帯下(おりもの)があるという人。
筋腫はないらしい。
ホルモン注射をすると止まるが、副作用を考えると
注射はあまりしたくない、漢方で何とかしたいとの事。

そこで、体質を考慮して、四物湯ベースの漢方薬を服用してもらったところ
半月も経たないうちに、ピタッと止まった。
これには、本人もビックリで、
「漢方薬だから、長期戦を覚悟していましたけど、これほど早く効くとは思ってませんでした
しばらく続けてもらって、廃薬となった。
漢方薬も、意外と即効性があるという 素晴らしい治験でした。

 

キーワード別 一覧へ