健康トピックス 「咳痰・喘息」

 アレルギーの原因となるような物質などを
肺の奥まで吸い込むと
咳喘息の症状が出やすくなる。
風邪をひいた後
気管支に付着している異物を取り除こうと
体が反応することで、
咳喘息の症状が出るパターンが多い。

風邪は治ったが乾いた咳が長引いて治らないというパターンだ。
こういう場合、病院では吸入ステロイドを出す。
結構、効果がある。
しかし、効果が足りない人やステロイドに抵抗ある人
そんな人は、漢方も選択肢の一つ。
神秘湯(しんぴとう)五虎湯(ごことう)柴朴湯(さいぼくとう)
麦門冬湯合半夏厚朴湯(ばくもんどうとうごうはんげこうぼくとう)

などとすることで
効果がでることしばしば。

   

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治療にお見えになって、
強烈な咳をされていたHさん。

痰は切れにくそうだし、咳はしんどうそう。
いかにも苦しそうな咳。
呼吸するたびにしんどそう。

私:「だいぶ しんどそうですね。」
Hさん:「もう ずっとですねん、2週間くらい」
私:「薬、飲んではるんですか?」
Hさん:「病院でもらって飲んでるけど、効かへん」
私:「痰は切れます?」
Hさん:「切れへん。切れたら楽やけど。ほんで、咳込みもひどい」
そんなやり取りが続いて、
私:「漢方薬出しときますから、病院の薬から切り代えて試してみて」
Hさん:「わかりました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回、お見えになったHさん。
Hさん:「あの漢方、めっちゃ効いた。一日半ですっかり良くなってん。
     うれしくて、先生に電話しようかと思ったわ。」

私:「良かったですね。攻める漢方で、他の漢方の先生では処方しないような
   漢方処方だったんですけど当たりましたね。良かった。良かった。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一見、漢方家からみたら邪道というか、この組み合わせはしないというような処方でも
見事的中することがある。
古人の知恵を頼りにしつつ、「今」を考える。
そして、道が開ける。
そう思います。

 

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長引く咳で苦しんでいる人が多い。

風邪に続発するケース
秋の花粉症を疑うケース
朝夕の寒暖の差による気道過敏を疑うケース
夏の疲れから来る免疫低下や喘息やアレルギーを疑うケース
マイコプラズマやその他のウイルスや菌を疑うケース
胃からくるケース

なかなか決め手に欠く場合が多い。
しかし、
「証」を見極め、漢方薬で経過良好な場合も多い。
原因を追及しないと
命取りになるケースも無くは無いが
漢方を試す価値はあると思う。

 

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長引く咳・・・
単なる風邪だけではなさそうな時。

特に痰はないけど咳込むというケースでは
喘息やアレルギーが考えられます。

一般病院では、アレルギーを抑える薬や気管支を広げる薬が出ます。
うまくいく場合もあれば、
うまく行かない、あるいは副作用が出る場合も。。。

こういうときには漢方で空咳に使用する処方は
いっぱいあります。
体質に合わせて処方することで
効果が期待できます。

 

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長引く咳・・・・
それ以外に
頭が重い感じ、鼻が詰まる、粘り強い鼻汁、顔の痛みなどを伴う場合
病院では、副鼻腔炎を疑い抗生物質や消炎剤などが出ます。

漢方ではその事も念頭に置きながら
体質に合わせて自覚症状を改善するべく
処方を組み立てます。

この漢方処方単独、
あるいは、
抗菌作用の期待できる生薬
そして
免疫を調整することが期待できるもの=スーパーオリマックスなどと
併用すると
さらに良いでしょう。
漢方・・・ご期待ください。

   

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