健康トピックス 「問題行動解決」

☆ 親(サポーター)の人に



・ 親が何かしないといけない!と思うのはしんどい。何とかするのは本人。
  親の役目は、自己主張能力をつけるために喋らせる事。

・ 親が決めない。自分が決める。

・ 本人の言動に親は考えすぎない事。考えても分からないものは分からない。泳がしてくこと。

・ アドバイスの押し売り厳禁!

・ 急かさない。

・ 励まさない、なだめない。

・ 否定しない。

・ 言い聞かせない。

・ 「待つ」

・ しつこく注意しない。

・ 親が張り切らない。

・ 期限のあるものは、待てるところまで待って、ぎりぎりで、親が動く。



             

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社交不安障害の方などに多いのですが、
「不安さえ感じなくなれば、なんだってできるし、自分の未来は明るいと思える」
などとおっしゃる方がいますが、それは少し違います。

正解は、不安をゼロにするのではなく
「そこそこの不安は感じながらでも ちゃんとできる」「そして、達成感を得る」
不安をコントロールできるようになるということに目標を置く事です。

どういう事かと言うと、
不安に思うという感情は誰でも持っている感情であって、
これは、人間の持つ能力の一つだから、
少しくらいは不安に感じる事で安全弁となっているのです。

不安は必要な感情です。
不安を感じなければ、いけいけどんどんで、大失敗をしてしまいます。

ですので、頭痛、肩凝り、めまい、ふるえ、ドキドキ など多彩な身体症状は
対症療法的に針治療などをしますが、
「そのセンサー」の調節機能を正常にすることに治療の力点をおきます。

これには、頭にあるツボを使って針通電療法しながら、
施術中に面接をし、自信を取り戻すべく、
頭を活性化させることができるように会話をすすめていきます。

魔法はありません。
焦る気持ちはわかりますけど、その気持ちも病気の症状の一つです。
病気は治療しないといけません。
一緒に治していきましょう。

             

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問題行動のある人(子供さん)の場合、内側に怒りと不満、不安を溜めこんでいるものです。
そんな人に、「言って聞かせる」のはナンセンスです。
自分の事をわかってくれていないと思わせるだけで全くの逆効果。

どんなタイミングでもどんな内容でも、本人が話しかけてきたら「聞く」!これに尽きます。

親(サポーター)は本人にとって安心して甘えられる存在でないといけません。
やりたい放題でもそれを受け止めて包み込んでくれる存在
それが「癒し」になったり「人を信じられる力」になったり「自主性を伸ばす」ことにつながります。

ただし、経済的な事や暴力など実害がある場合は対応をデリケートにし、
要求のエスカレートには充分注意しないといけません。
断るべきは断る。しかし、その断り方が大事です。
きっぱり断る場合、やんわり断る場合、ケースバイケースです。

親は子のためなら世間体を捨てる!ここも大事なポイントです。
本人の良き理解者になる事です。

また、何かに対して背中を押す必要などありません。
相談してきたら耳を傾けて「聞く」。
「突っ込みたい」ところには、「この面で困るね、どうしたらいいのかな」と
一緒に困り本人がスパークするのを待ちます。

本人の思考力がついて経験値が増えれば社会的に安定した思考になります。
自分の考えをしっかり言えるように導くのが親(サポーター)の仕事です。

続く

               

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親やサポーターの心得

・ダメ出ししない。羽ばたくタイミングは本人に任せる。

命令しない。命令に人は反発する。

・親やサポーターの価値観や考えを押し付けない。自分で考え気付かせる。

・失敗して成長するので、過干渉せず、見守るのみ。声かけはする。

・本人を否定しない。特に人格まで否定しない。

・単なるメッセンジャーに徹する。逆恨みされるようなことは言わない
 世間が教えてくれると思う。

・短所と思うところを長所・個性と見る。本人もそれに気づけば OK。

・「小さな認め」で褒めてあげる
 現在の本人なりに頑張っている事を認めて褒める

・親やサポーターの余裕を見せる。どんな態度でも受け止めて、
 「見捨てない」というメッセージを出す。

続く


               

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しゃべる事で頭を活性させると説いてきましたが、
本人が黙ってしまって会話にならない時も当然あります。
そんな時は、「話したくないねんな」と理解して、放っておくしかありません。

ただ、会話の分断は危険ですので、
基本的な声かけ=「おはよう」「ご飯やで」「○○食べる?」などは返事がなくてもしてください。
さらに、世間話を振ってみて、乗ってくるようなら聞き役に、
乗ってこないようなら、ストップして様子見るしかありません。

何か探りを入れるような事を聞いたり突き放すような言い方はNG。
また、本人の一言一言にいちいち反応しなくてもよろしい。びくびくしなくてもOK。
会話さえそれなりにあればOKです。

親やサポーターに余裕がなくなりがちですが、これがNG。「はったり」でもいいので余裕を。
神経質な子は、しつこく聞かれるのが大嫌い。
何か気になる事があっても、「親の余裕」で受け止め、しつこく聞かない事。

子供を信じる気持が大事で、それは確実に伝わります。
親から信用してもらえないと感じる事はNG。
親は不安でしょうが、ここは我慢するしかないです。

本人が何か悩んでいる素振りのある時は、アドバイスNG。また、聞きだすのもNG。

不安や葛藤があって悩むのはいい事です。
あきらめの境地に入ると不安にも蓋をするので悩まなくなります。こうなっては具合が悪い。
悩んでいるときは、そっとしておいて、
本人から話しかけてきて不安を口にしだしたら「聴く」。

聞き出すのでもなく、アドバイスするのでもなく、ただ、聞いて不安を吐き出させます。
そのうえで、
「あー、スッとした。」と言えるようになれば解決は近いです。
弱音を吐かせて不安を口にさせて、気持ちの整理に付き合うのです。

つづく。

             

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