健康トピックス 「漢方薬こぼれ話」

★ 話は何年も前にさかのぼる。
  「疲れやすく、元気が出ない、自称=弱虫」
  以来、それ用の漢方をずっと継続していた。
 
  2年ごとの人間ドック。
  データを見ると、赤血球と白血球の数値が、
  毎回、上がっている。
  他のデータは問題ない。
  そういえば、ここ最近、一度も仕事を休んでいない。
  
  これってすごいと思いませんか。
  データが示す、右肩上がりの好結果。

★ 原因不明の腹痛に悩まされていた方
  あちこちの病院に行って、
  いろいろ検査して、薬も飲んでも無効。
  最終的には、心療内科も行った。
  胃カメラでは、胃潰瘍があるという事だけど、
  それ用の薬が全く効かない。

  紹介されて来院。
  東洋医学的診察の結果にて漢方を選択。

  1ヵ月後、腹痛は全くない。スゴイ!

  2ヵ月後、相変わらず調子いい。薬サボり気味。

  3ヵ月後、調子良かったので、薬サボったら、再発。
  
  「今度は、治りきるまで、まじめに飲みます」となった。

  漢方を続ける意味、上記2例で見えてくるモノありますよね。

 

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奈良県葛城市にある当麻寺中之坊。
大和七福神めぐり なるものがありまして 
ここは布袋尊。
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山岳信仰の中心地と言えば吉野大峰山系なのですが、
ナント、ここに、その開祖 役の行者(えんのぎょうじゃ)が伝えたとされる
陀羅尼助丸を作る時に用いた井戸が残っているのです。
興味のある方は行ってみてください。


 

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アレルギーのため くしゃみ鼻水でお困りの方。
今までは、一般医薬品のくしゃみ鼻水用の薬を使っていて
それでうまくコントロールできていた。
ところが、血管収縮成分?で副作用が問題になり販売中止になってしまったとの事。

本人は「今までそんな怖い薬を飲んでいたのか!」と感じ、
一般の薬でさえ副作用が問題になるのだから、
合成薬品は恐いので漢方でコントロールしようとお見えになった。

処方は奇をてらわず、オーソドックスなものとして経過観察することに。
半月経っての感想は、
「今までの薬より効果は弱いが効いてない事はない。ただもう少し効果が高いといいのですが」
と言うので、
同じ処方に、利水剤一味(1種類)追加してみた。
すると、
「今度は前より良く効いてうまくコントロールできています。
なにより、以前は指先の冷えやしびれがあったけどそれが消えました。
今から思うと、前の薬の副作用だったのかもしれません。」と。

うまくいきました。

   

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長い間、東洋医学をやっていると、忘れられない症例に出合う事もあります。

今から、何年も前になりますが、
縁があって、遠方の方の健康サポートをさせて頂いていました。
その方は難しい状態であったにもかかわらず、
病院の治療プラスこちらのサポートで、うまく乗り切り健康を手にされました。
その実績を信頼されて、
現代医学では決め手のない
「ただ死を待つだけ」の難病にかかっておられる方を紹介されました。

とある大病院に入院してはいるものの、病院では施しようもなく
呼吸の管理や栄養の管理といったことぐらいで積極的な治療はできないで居ました。
食事もままならないこの方、胃ろうをして栄養剤をという希望のない入院生活でした。

そこで、その前述の方が、思い切って
担当医師に「知っている漢方の先生に処方してもらいたい」と相談し、
その医師も、提案を受け入れ、
前代未聞の 薬局漢方が、
大病院の入院患者さんの胃ろうのチューブを通して投与されるという試みが始まったのです。
それは、大病院のプライドを大きく傷つけたに違いないのですが、
受け入れてくれた医師団の度量の大きさに感謝でした。

私も「何とか助けてあげたい」「私を信頼してくれた方に報いたい」その一心でした。
結果として、延命効果は認められたようにも思うのですが、残念な結果に終わってしまいました。

しかしながら、命がかかった時に、私を信頼してくれた事、大病院が全面協力してくれた事
この事に関しては、感謝しつつ、自分が必要とされている医療人なのだと感じ、
これからも精進しようと決意させてくれた忘れられない症例です。

これからも、希望される結果を手にされるまで、サポートしていきたいと思います。

   

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お薬の安全情報が届いて・・・・
ある種の血圧の薬が妊婦さんにはNGだと。
胎児に悪影響が出る恐れがあるらしい。

薬の安全情報が届く度に、合成薬品の影の部分が浮き彫りになってきます。
もちろん、漢方薬も副作用がありますが、
使い方を間違わなければ問題なく、合成薬品の比ではありません。

先日、前立腺肥大のある方が、
「風邪引いても、市販薬飲んだらアカンと言われています。
でも、病院で葛根湯もらって飲んでも全く効かないので困っています。」と。
診たら、葛根湯の証ではない。そら効きません。

いろいろな要因で合成薬品がNGな人に、
東洋医学は応える事が出来ると思います。
ただし、葛根湯の例のように、専門家の診立てが必要です。

   

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