満月のときには健康な人は排卵が起こるといわれています。
潮の満ち引きと同じですね。
満月のとき、海面は上昇します。
エネルギーが満ちていく時です。
産卵も同じく満月の時に多いですよね。
自然の力を借りることで、
最小限の力で排卵や産卵ができるという仕組みです。
命の誕生って本当に神秘的です。
このように、排卵は満月のときに起こりますが、
生理はその逆で、新月のときに起こります。
これはあくまで、自然と調和した生活ができている、
健康な女性に限ります。
人の身体は70%、地球も同じく70%を水が占めます。
それに、ヒトも地球上に存在しているということを考えると
自然界(海)で起こることと私たちの胎内で起こることが
似通っていても納得できますよね。
この考え方は、東洋医学ではすごく大事な考え方です
"自然界で起こることはヒトの身体の中でも起こり、
宇宙で起こることはヒト(小宇宙)の身体の中でも起こる"
と考えます。
昔の人はみんな、この月の周期と同じ周期で
生理、排卵が起きていたそうです。
「月経」周期という名前がついているくらいですから、
本来はそれが自然な形なのですね。
満月の時に海面が上昇している状態を
陰気が極まった状態と考えます。
そこで、排卵が起こります。
排卵が終われば、高温期が始まり、
新月を迎えると月経がきて体温が下がります。
この波は東洋医学的に考えると、"陰陽のリズム"です。
自然、ヒトの両方にあります。
ちなみに、この"陰陽のリズム"は月経周期以外にもあります。
"一日のリズム"、
朝は陽、夜は陰。
これも陰陽のリズムです。
他にも、"一年のリズム"などもそうです。
春夏秋冬、陽→陰へと移り変わります。
この陰陽がバランスよくスムーズにめぐっていると、健康な状態です。
つまり、生命力がしっかりしているということなので、
もしめでたく新しい命を授かったら、お腹の中で育てていくために
十分な力がある状態です。
これは、流産予防のためにも大事なことです。
この自然のリズムに合わせた生活をすることで、
自然治癒力が上がります。
陰陽のリズムが調い、そうなると生命活動もうまく働き、
その結果、月経周期も安定します。
そうすれば、ホルモンバランスも整います。
妊娠力が高かった昔のヒトがしていた生活を、そのまま同じようにすることはできなくても
早寝したり、朝日を浴びたり、季節に合った旬のものを食べたり、
できることはあるはず。
染色体異常で起こる初期の流産は自然現象です。
自然の力にかなうものはありません。
自然に身をまかせ、自然の力を自分の中に吸収することで
身体のパフォーマンスを最大限に発揮できると素晴らしいですね。
季節を少し意識してみるだけで、日本の風情も楽しめます。
心が心地良い状態になると身体も自然と元気になります。
妊活に励むみなさまが
そんな豊かな心と身体で妊活ができたらいいな
と願っています。
満月と月経
薬草の森 はくすい堂 博多リバレイン店 (福岡市博多区)
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更新日: 2017/10/04 |