53歳男性は花粉症ではなかったが、晴れた日に外出すると目のかゆみ・くしゃみ・鼻水・鼻づまりを経験したという。昨年の8月にコロナに罹り、その後も鼻水や咳など、わずかな風邪のような症状も続いていた模様。鼻の粘膜が薄くなり、そこにスギ花粉がついたため花粉症になったと考えられる。
この男性には、目の痒みなどを中心とした、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状を改善するために、桂麻各半湯を用いた。また、花粉症の体質改善には粘膜を厚くする大蒜製剤を1年以上続けるように助言した。
今年は花粉症にデビューする人からの相談が増えると思われる。花粉症の漢方薬は沢山あるので、相談して服用しましょう。