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健康トピックス 「皮膚の悩み」

32歳の女性は秋が深まるにつれ、お肌が乾燥し、潤いがなくなり、小じわが増え、吹き出物が出てきたといいます。鏡をのぞくと、その黒ずんだ肌は明らかに老けたことを自覚させ、がっかりしてしまいます。お肌がしぼむという表現が一番適切かもしれません。

この時期、こんなお肌の悩みを抱える20代後半から50代には、「瓊玉膏(けいぎょくこう)」という漢方薬の内服をお勧めします。主成分の「地黄(じおう)」は粉末ではなく、搾しぼり汁を使用しているので、陰を養う「生地黄(しょうじおう)」の薬効が通常の地黄よりも優れています。虚熱を冷ます効果もあり、1~3カ月すると、カサカサした肌に潤いが蘇り、髪のパサつきも改善します。

もともと不老長寿、滋養強壮の目的で開発されていますので、体力・気力の低下、風邪を引きやすい、白髪や脱毛、目や口の乾燥などにも効果が期待できます。

       

【質 問】
30歳代後半より、9月ごろになると指先の皮膚が薄く硬くなり、12月には手のひらと指がガサガサで小水疱ができます。指先がひび割れているのにかゆみが強く、寝ているうちにかいていて朝起きると出血しています。これから洗剤を使うことが多く、ゴム手袋をしていますが、手袋が触れる手首までかぶれてしまいます。もう20年以上悩んでいます。

【答 え】
寒くなると悪化する病気に湿疹があり、このタイプは進行性指掌角皮症と呼ばれている。気温が下がって乾燥してくると、手が冷たく血行が悪くなる。皮膚の脂肪分がなくなったところに機械的刺激、石けん、シャンプー、洗剤などがさらに脂肪分を取り去り、皮膚を養えなくなる。炎症がびどいと患部は熱をもち、硬くなる。水分を発散することができず、表皮と真皮の間に水分がたまったものが小水疱である。これが真皮を圧迫し、かゆみを引き起こす。
 この60歳の女性の手を見ると、赤くはれて火照りが全体に及んでいた。手の熱を冷まし、血を補う「温清飲・うんせいいん」を服用してもらった。2週間もすると手のかゆみが楽になり、1ヶ月で皮膚がなめらかになってきたと報告を受けた。その後、再発防止に手の末端まで血行を良くし皮膚に潤いを保つ「当帰飲子・とうきいんし」を長期間続けている。

 

【質 問】
出産間もなく手のひらに水泡が出来、いずれ治るだろうと放置していました。それが幾重にも重なり、やがて膿を持ち、皮膚もだんだん硬くなって足の裏にも出来るようになりました。皮膚科に行くと、これは掌蹠(しょうせき)膿疱症で、根気よく治療しましょうといわれました。軟こうと抗生物質を処方してもらい、最初はきれいになり喜んでおりました。ところが再発と緩解を繰り返しながら早1年が過ぎ、今年で娘も3歳になり、私も28歳になりました。良い漢方薬を処方してください。

【答 え】
掌蹠膿疱症は、歯や扁桃炎などの病巣感染、歯科金属のアレルギーなどが原因と考えられています。人によって時間がかかる場合もありますが、この女性も1ヶ月月の服用でつるつるの皮膚がよみがえりました。
 患部は淡紅色を呈し、火照っている。これを取り去るには「知柏地黄丸・ちばくぢおうがん」がよいでしょう。患部が真っ赤で火照りがびどい場合は「三物黄芩湯・さんもつおうごんとう」を使います。水泡は水分代謝の異常が起きているためです。膿を持つということは患部に熱状があるためで、これらには「龍胆瀉肝湯・りゅうたんしゃかんとう」がよいでしょう。熱がなければ「五苓散・ごれいさん」、熱が激しい場合は「黄連解毒湯・おうれんげどくとう」を使用します。

 

【質 問】
私は63歳の男性ですが、去年から冬場になると皮膚が乾燥し、異常なかゆみを感じるようになりました。皮膚には特別湿疹も赤みもありません。今年は10月の終わりから再び皮膚がかゆくてたまりません。何かよい漢方薬はありませんか。

【答 え】
日本には独特の四季というものがある。この四季にわれわれの身体は対応して生命が営まれている。
 最近お風呂に入らず、シャワーだけの方が多いのに驚く。お風呂とは日本の独特の風土に合わせて誕生した文化で、私は1つの健康法と考えている。身体を洗い30分くらいゆっくり風呂に入って温まると、清潔な汗がほんのりと身体を覆ってくれる。
 45歳を過ぎるとだんだんと新陳代謝が後退し始める。若いときと同じように、あかすりで石鹸をふんだんに使うと、天然ローションを落とし過ぎてしまい、皮膚がかさつきかゆみを覚える。前回述べた「開豊瓊玉膏(かいほうけいぎょくこう)」とともに、身体を温める力を増し、腎臓からの新陳代謝を亢進する「金匱腎気丸(きんきじんきがん)」を服用します。
 また皮膚に栄養を送る血液を増す「四物湯(しもつとう)」をあわせて服用するとよいでしょう。これらの漢方薬は皮膚掻痒(そうよう)症だけでなく、健康増進や病気予防のほか、健やかな老いも実現してくれると考えます。

 

【質 問】
私は63歳の男性ですが、去年から冬場になると皮膚が乾燥し、異常なかゆみを感じるようになりました。皮膚には特別湿疹も赤みもありません。今年は10月の終わりから再び皮膚がかゆくてたまりません。何かよい漢方薬はありませんか。

【答 え】
例年に比べると冷え込みが早いと報じられている。いつもだと年が明けてからくる相談だが、今年は2カ月早くしかも相談にくる人の数が多い。相談客は60歳を越えている方が圧倒的である。若い方は皮膚が乾燥するもののかゆみは少ない。
 この方の相談は明らかに老人性皮膚掻痒(そうよう)症であり、外的要因は冷えと空気の乾燥と静電気の発生である。外的要因だけならば若い方と同じようにローションを塗布すれば、それで楽になる。だが、老人性の場合は内的要因があり、かゆみで夜も眠れないほどになる。
 皮膚表面は本来酸性の皮脂膜で覆われていなければならない。これが不足することを漢方では「津液(しんえき)の不足」といい、皮膚が枯れてきた状態である。内服することにより、自分の力で皮膚に潤いを持たせる「開豊瓊玉膏(かいほうけいぎょくこう)」がよいでしょう。開豊瓊玉膏とは皮膚だけでなく、身体全体の津液を補う漢方薬で脳の枯れ、骨の枯れ、内臓の枯れを予防するため、健康維持・病気予防に最適です。

 


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