• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 健康トピックス

健康トピックス 「腹部膨満感」

【質 問】
1年くらい前から腹部全体が張り、時に痛みを覚えるようになりました。最近は食欲もなく、手足だけがやせてきたような気がします。食事をするとさらに腹部が張って苦しく、げっぷをしても楽になりません。今年で57歳になる男性ですが、1年前から会社の部署が変わりました。市販の腹部膨満感の薬ではまったく効かず、病院に行くと軽い胃炎を起こしていると胃酸の分泌を抑える薬を出されました。少しは効いているような気がします。

【答 え】
彼は会社の部署は変わりはしたものの、特に大きなストレスはない。ただし何となくおもしろくない職場であるという不満がある。いわゆる団塊の世代に多い悩みであろうか。舌の表面は真っ白で、小便は遠い方だという。顔色は黄色みがかった青白さである。
 この病症は、慢性的ストレスにより肝と脾が失調して気が滞り、腹部に水分が停滞したために起きている。肝の気を伸びやかにし、脾のめぐりを改善する「柴胡疎肝散・さいこそかんさん」(せんじ薬)と、脾胃の働きを改善し腹部に停滞した水分をさばく「平胃散・へいいさん」(顆粒)を併用していただいた。
 2週間後には腹部膨満感と舌の白苔は消失し、顔色も元気になった。ここで定年を迎えるかという悲哀感がなくなり、やりがいすら感じるようになったという。

 

【質 問】
30代前半で、十二指腸潰瘍(かいよう)をやっている47歳、男性です。1年ほど前から腹が張り苦しく、ふうせんが膨らんでいるようで痛みを感じる時さえあります。腹も多少出はいますが、自分で考えるほどひどくないそうです。半年前からげっぷが止めどなく出るようになり、接客業なので大変困ります。トイレでおならをすると楽になる気がします。

【答 え】
げっぷやおならの臭いがきつく、食後にひどくなる場合は「保和丸・ほわがん」を服用します。食後に特に憎悪しない場合は「龍胆瀉肝湯・りゅうたんしゃかんとう」が良いでしょう。軟便で時に下利をし、温かい物をとると楽な人「理中湯・りちゅうとう」が適します。胃腸が弱く、胃のつかえがひどく、時にげっぷといしょに胃酸が上がってくる症状などを伴う場合は「旋覆花代赭石湯・せんぷくかたいしゃせきとう」が良いでしょう。
 この人の場合、げっぷやおならに臭いがなく、便も正常でした。食後わずかに悪化する傾向があり、げっぷは空腹時に勝手に出ます。食欲は正常、特に胃腸も弱くありません。商売は順調ですが、従業員に気を使い、それがストレスになっているという。これはまぎれもない気滞である。ストレスによる気の滞りを改善する「柴胡疏肝湯・さいこそかんとう」で症状はみるみる取れていきました。

 


Copyright© HANABUSA PHARMACY. All Rights Reserved.