| 漢方の手ほどき52 『糖尿病合併症予防に漢方の活用』 |
『糖尿病合併症予防に漢方の活用』
日本の糖尿病患者数は約740万人、糖尿病予備軍は880万人とも いわれています。
『糖尿病は万病の元 十五年間の追跡調査から糖尿病やその予備軍の人はそうでない人よりアルツハイマー病になる確率が4・6倍高いことが九州大の清原裕教授らの研究でわかった。また、がんや脳梗塞、心臓病も発症しやすいという。』
(昨年9月朝日新聞朝刊記事) 糖尿病で怖いのは合併症です。 三大合併症といわれる腎症・網膜症・神経障害はいずれも毛細血管の障害から 起こるものです。
手足の痛み、しびれ、下肢の血流障害、脳梗塞、心筋梗塞なども、多くは漢方でいう瘀血(血液の流れが悪く血行不良の状態)証に相当することから、冠元顆粒に代表される活血化瘀(瘀血を取り去り血流を改善する作用)薬をよく用います。 眼底出血が心配な場合は止血作用のある田七人参をよく併用します。 冠元顆粒は血管を拡張し血流を増やす他、血液粘度の低下、抗血栓、狭心症や高血圧、脳血管障害、認知症への効果、活性酸素消去作用、老化抑制など数多くの薬理作用が各方面の研究機関から報告されています。
西洋的な診断治療や食事療法・運動はもちろん必要ですが、合併症予防に活血化瘀作用を持つ漢方薬を上手に活用したいものです。
漢方薬局 慈恵堂 川島 恵司 琴江 『朝日新聞 タウンタウン熊谷』(12月16日掲載)
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