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低血圧の方は朝起きにくく、スタミナに欠けて疲れやすく、胃腸が弱く
手足は冷え、からだのいろいろの不調を訴えて医者にかかる事が多くなります。
もちろん低血圧の方でも元気で活発に活動されている場合もありますが、
おおくはやはり不活発でスタミナ不足状態といえますね。

低血圧を漢方から見れば虚労(きょろう)という状態に属します。
虚労はからだの機能が衰えて、疲労や倦怠感の伴う状態を指しています。

漢方では、この虚労は脾胃(消化機能)の低下が大きな原因になっていると考えます。
すなわち、脾胃の失調が肺や心臓、腎臓などの機能低下をもたらすことにより、
息切れや疲れ、冷え、スタミナ不足を起こすと考えるのです。
ですからそのような場合には、まず第一に脾胃の弱りを改善する。
この場合、有名な御種人参や朝鮮人参が治療の主体になり、
オウギ、ブクリョウ、ビャクジュツ、カンゾウといった
からだや消化器官に元気をつけたり、脾胃が嫌う湿邪を取り除く生薬が用いられます。

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生理後の頭痛

生理が終了してから、おこる頭痛があります。
前回、生理の前に起こるPMSについてお話しましたが
今回は生理に伴う頭痛についてです。
やっと生理が終了したのに、また頭痛などの症状が
出てくる経験をした方はいると思います。

これは、生理で大量の血が出てしまったので
血虚の状態になっているからです。
血が不足して、十分に脳髄を補養できていないのです。
これは、立ちくらみや眩暈を伴うことが多いです。
血が不足しているわけですから、漢方では、血を補ってゆく
ことが大切です。
食事でも、しっかりたんぱく質を摂って、血を作りましょう。

一方、生理前や生理中の頭痛は肝陽上亢によるものが多いです。
しばしば、イライラしたり、怒りっぽいなどの症状を伴います。
ゆったりした気持ちでリラックスして過ごしましょう。
漢方をうまく使いながら、生理に伴う症状を乗り切りましょう。

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PMSについて

女性は生理前になるとPMSと言って不快な症状が
出てくる事があります。
具体的には、イライラ、不安感、何となく落ち着かない、
頭痛、めまい、吐き気など。こういった症状が普段は出てこない
のに、生理の一週間ほど前から出てくるといった経験は1度は
あるのではないでしょうか?
これは、西洋医学的にみれば、月経直前におこる女性ホルモンの
分泌の急激な低下によるものでPMSが起こりやすくなります。
妊娠が成立しなければ、子宮内膜が不要になり、女性ホルモンの
分泌が下がるためです。
また、中医学的に見れば、気、血、水のバランスの乱れがあります。
気の異常→気滞  イライラ、落ち込み、神経過敏など
血の異常→瘀血  頭痛、肩こりなど
水の異常→水毒  めまい、立ちくらみ、吐き気など
このように、気、血、水のバランスを整えることが重要です。
また、肝機能とも深く関係しており、肝の機能が低下すると
気滞になり、気の流れの滞りが起こると全身に気が行き渡らなく
なり、イライラや乳房が張るといった症状が出てきて、気の流れが
悪いと血流も悪くなります。
このような場合には、疏肝理気、活血化瘀で治療してゆきます。
PMSは、放っておくと、酷くなることがありますので、漢方で
早いうちに改善してゆきましょう。

バラ科の植物は、薬用になることが多いとされています。
桃の種の核の桃仁、アンズの種の核の杏仁、
桜の樹皮の桜皮、カリンの果実の木瓜などがあります。
そして今、各地で咲き出している梅もまた薬用になり、生薬名を烏梅と言います。
未熟な果実を燻製あるいは蒸して乾燥させたものとされています。

ご存知の通り、梅は酸っぱい味がします。
酸っぱいと言うのは本草学では収斂する役目があるとされ、
何か漏れ出しているのを収めると言う作用があります。
例えば、小青竜湯の五味子のように発汗をコントロールする働きがあるのです。
食物の味と作用には密接な関係がありますのでまた折に触れてみたいと思います。

花粉症について その8

漢方ならではの花粉症予防、正しくは
花粉症によって引き起こされる鼻水やくしゃみなどを治める方法として
症状を抑える漢方薬を予防的に服用する以外に
衛気の補給が挙げられます。
これは体表を巡る気のことで、
外の刺激から体の内側を守るバリア機能の基盤です。

春は気温が低い状態から高くなる季節であり、、
体表の血の巡りも良くなり、汗腺なども開きやすく、
からだの内側と外側を遮るこのバリア機能が疎かになりやすくなる。
花粉はこの疎かになった部分から体の内側に入り込むと考えられます。

刺激を受けやすい方というのは
この衛気が不足したり、うまく巡らない状態だと考えられます。
また、体表の排泄作用(吸い込んだ花粉粒子を体外へ追い出す)も
この衛気の充実度に左右されます。


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