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ストレスに伴い、胃腸症状に悩まされることが多いのもストレス症の特徴の一つ。
胃腸が知覚過敏になる過敏性腸症候群はその代表的なものです。
ちなみに以前はストレスを受けると胃の調子が悪くなる-肝実脾虚が主でしたが、
今日では、ストレスによって胃の先にある腸の症状に悩まされる方が増えています。

漢方では、便秘の多くは陽証、即ち
カラダが陽に傾くことによる症状と見立てます。
ストレスでイライラが鬱積しやすい人は、心とカラダが陽に傾きやすいもの。
特に女性は月経で、カラダを潤し冷やす血液(陰分)が不足しがちですから、
慢性的に陽に傾きやすい体質といえます。
したがって、このような便秘は陰分の不足による便秘ともいえます。

また、ストレスに悩み鬱積しやすい方(陽証)は、溜め込む代謝が高まりがち。
カラダに必要なものを吸収し、不必要なものを排泄するのが健全な代謝ですが、
カラダのバランスが陽に傾いている方は、この排泄の代謝が停滞しがちです。
排泄代謝の性質はですから、活動時よりも休息時に、昼よりも夜に盛んになります。
ですから心とカラダを休息の状態に置き、排泄の代謝を働かせることが大切です。
漢方では気は代謝を主るとされ、このような便秘は気滞による便秘といえます。

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春に憂うつになりやすい方は、養心安神を意識しましょう。
養心安神とは「心を養い、精神を安ず」のこと。

漢方では心は神を主るといわれています。
よく神経が細い人を繊細な人神経が図太い人を鈍感な人として例えます。
神経(=心)が細い方は、カラダも打たれ弱く、
季節や環境の変化に影響を受けやすいもの。
そのような方は、細い神経を太くする、即ち心を養っていくことが大切です

漢方では精神に作用する薬方を総じて「安神薬」と呼びます。
この安神には大きく二種類があり、
神経の昂ぶりを鎮めるには重鎮安神薬が用いられ、
これには昂ぶりを鎮める点から、
鉱物由来の重い生薬、竜骨や牡砺などが用いられます。
また、昂ぶったものはクールダウンするのが効果的ですから、
これらの生薬には総じて冷やす作用もあります。

一方で、神経が細く憂鬱な気分を鎮めるには養心安神薬が用いられ、
これには気持ちを昂める点から、
植物由来の軽い生薬、人参や白朮などが用いられます。
また温風が上方に向かって吹くように、昂めるには温めるのが効果的ですから、
養心安神薬には総じて温める作用が備わっています。

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故事に「若い時の苦労は買ってでもせよ」とありますが、
過ぎた疲れや過度なストレスは老化を加速させるものとして知られています。

そもそも老化は身近な問題で、明らかな現象ながら、
その原因は不明な点も多く、現在でもはっきりとはわかっていません。
老化には肌の衰えや体力の衰え、勢力減退などいくつかありますが、
それぞれの作用や経路は異なるためと考えられます。

そんな老化ですが、今日では酸化もその現象のひとつとて取り上げられます。
酸化はしばしば鉄が錆びるような現象でイメージされますが、
カラダも活性酸素に代表される過酸化物質によって錆びていきます。
動脈硬化などはその典型例といえます。

そして今日の研究によって、
ストレスによる神経の緊張が続くことによって、
体内で活性酸素が発生しやすくなることが報告されました。
ちなみに、それを介するのは顆粒球と呼ばれる白血球の一種。

顆粒球は人の免疫システムを構成する物質で、
カラダが活動している(神経が緊張やすい)時間帯に働く細胞です。
顆粒球は活動時に活性酸素を発生させるのが特徴ですが、
ストレスや過労などで、神経が過度の緊張が続く環境では、
より多くの活性酸素を生み出します。
またそのような状況下では、
体内の顆粒球の割合が徐々に増えていくことも知られています。

「疲れが溜まると口内炎ができやすくなる」とか
「イライラが続くと肌が荒れがち」とよく耳にしますが、
このような症状もストレスによる一連の生理反応によるものです。
ストレスがカラダにもたらす影響というのは実にさまざまです。

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心とカラダをつなぐ自律神経の働き。
漢方では「肝の疎泄」に結びつけて考えられますが、
ストレスを受けたカラダはその作用がうまく働かずに気の巡りが滞ったり、
神経の緊張によって血管が収縮、血流が滞るなどして
平常時に比べて冷える傾向にあるとされています。

漢方において、この冷えは四肢末端から生じると考えられ、
この状態を「四逆」と呼びます。
ストレスによる気の塞ぎに四逆散という漢方薬がしばしば処方されますが、
これはこの「四逆」というカラダの状態に由来しています。

ストレスを受け続けると、四肢からカラダの中心に冷えが及んでいきます。
また、元来ストレスに打たれ弱い方(抵抗力に乏しい方)の多くは、
カラダに何らかの冷えを抱えていることが多いです。

ですから、ストレス解消にはまずカラダを温めることから始めましょう
入浴然り。リラックスティー然り。

カラダは寒さに対して固める・縮こまるという反応を示します。
そうなると神経もどうしても緊張しやすくなります。
一方でカラダは温かさに対しては緩める、広げるという反応を示します。
そのような場合、カラダは神経を緩めますし、
カラダとつながる心もリラックスしやすくなるわけです。


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ストレス・気うつに関するトピックスは
こちらでも紹介しています。
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大建中湯は、腸管の運動を促進したり腸管の血流を増やすことで腹痛やお腹の張りを改善する漢方薬で、近年では外科手術の後の腸管麻痺や癒着によって起こる腸閉塞の予防や治療にも用いられています。

糖尿病治療薬であるα?グルコシダーゼ阻害薬(ボグリボースなど)は食後の急激な高血糖を防ぐ薬です。食物に含まれる炭水化物はアミラーゼという酵素によって糖が二つ結合した二糖類へと分解されますが、この二糖類の状態では腸から吸収できないため、α?グルコシダーゼという酵素によって一つ単位の糖であるブドウ糖にまで分解されて吸収されます。α-グルコシダーゼ阻害薬は二糖類からブドウ糖への分解を阻害することで食後の急激な血糖値の上昇を防ぎ、合併症の進行を抑えます。副作用としては、お腹のはりや腹痛があります。これは、α-グルコシダーゼの阻害によって腸での糖の吸収が遅れて糖が発酵しガスが溜まるためです。

大建中湯にはコウイという二糖類の麦芽糖の飴が含まれているため、大建中湯とα?グルコシダーゼ阻害薬を併用すると、麦芽糖の分解が遅れ、かえってお腹が張ったり便秘が強くなる場合があります。そのような場合には主治医に相談することをおすすめします。

お薬手帳を見せてもらえれば、相互作用による副作用のチェックもできます。漢方薬局にも、お薬手帳をお忘れなく。


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