温かさが増して、体の働きが盛んになることは、
漢方では陽気が高まるとして解釈されます。
陽気はイメージの上だと、気がぐるぐると回転した状態
(及びその回転が速くなっていく様子)を連想させます。
回転している存在は、さまざまな力に縛られています。
ぐるぐると回転する運動には、慣性が働きますから直ぐには止まりません。
また回転した板の上に、モノを乗せると外に飛んでいくように、
回転する存在には、その回転から弾かれる力(≒遠心力)が発生します。
直ぐに止まれない。けれど、その場にも止まれず、弾かれてしまう。
陽気は、盛んになり過ぎるほどに、そうした傾向が強くなります。
人の体において、盛んになっていく陽気にも同様のことが言えますが
体は脇を固めることでそれに対応しようとします。
脇を固めるとは、遠心力で飛ばされるのを防ぐ
=その場に固定しやすくするとでも考えて頂ければ。
脇を固める事には、メリットと共にデメリットが発生します。
遠心力で飛ばされないということは
より速い回転に耐えられるということでもあります。
それは人の体にはあっては、陽気の増長をますます招くリスクを伴います。
漢方では陽気が高まるとして解釈されます。
陽気はイメージの上だと、気がぐるぐると回転した状態
(及びその回転が速くなっていく様子)を連想させます。
回転している存在は、さまざまな力に縛られています。
ぐるぐると回転する運動には、慣性が働きますから直ぐには止まりません。
また回転した板の上に、モノを乗せると外に飛んでいくように、
回転する存在には、その回転から弾かれる力(≒遠心力)が発生します。
直ぐに止まれない。けれど、その場にも止まれず、弾かれてしまう。
陽気は、盛んになり過ぎるほどに、そうした傾向が強くなります。
人の体において、盛んになっていく陽気にも同様のことが言えますが
体は脇を固めることでそれに対応しようとします。
脇を固めるとは、遠心力で飛ばされるのを防ぐ
=その場に固定しやすくするとでも考えて頂ければ。
脇を固める事には、メリットと共にデメリットが発生します。
遠心力で飛ばされないということは
より速い回転に耐えられるということでもあります。
それは人の体にはあっては、陽気の増長をますます招くリスクを伴います。
陽気は、気温の上昇に限らず、ストレスの影響によっても高まります。
無論、暑さにストレスを感じると、脇が固まっていく訳ですが、
ポイントは、暑さのみでは脇は固まらないのに対して、
ストレスの存在だけでも脇は固まってしまう点。
ストレスで体が緊張する(=強張る)したり、イライラしやすくなることは、
まさしく脇が固まることを指しているのだと思います。
「脇を固め過ぎた時」に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
心身の強い緊張(ときにストレスによる)を改善する漢方薬を意味します。
それには例えば、柴胡疎肝湯や大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、
あるいは小建中湯、抑肝散加芍薬黄連などに一服の価値があります。
無論、暑さにストレスを感じると、脇が固まっていく訳ですが、
ポイントは、暑さのみでは脇は固まらないのに対して、
ストレスの存在だけでも脇は固まってしまう点。
ストレスで体が緊張する(=強張る)したり、イライラしやすくなることは、
まさしく脇が固まることを指しているのだと思います。
「脇を固め過ぎた時」に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
心身の強い緊張(ときにストレスによる)を改善する漢方薬を意味します。
それには例えば、柴胡疎肝湯や大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、
あるいは小建中湯、抑肝散加芍薬黄連などに一服の価値があります。