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症状の裏に消耗あり。
本日は不眠です。不眠の背後にも消耗が見え隠れ。

人間が生きていくために睡眠は必要です。
睡眠には人体の生理上、いろいろな意味合いがあると言われています。
単なる眠気の消化ではなくて、
ホルモンの分泌を促すとか、肌の新陳代謝を促進するとか。
けれどもやはり、「眠ったらそれで良い」というものではありません。
睡眠の質にこだわらないといけません。
良い睡眠が得られれば、熟睡感なるものが得られ、
それだけでちょっと幸せな気持ちになるはずです。

ちょっと話が断線しますが、
睡眠やそれに関わる習慣というのは人ぞれぞれのものです。
入眠時間もばらばら。睡眠時間も固有のものです。
もちろん重なる部分もあります。完全に異質のものではありません。
実際にも、こうするとよく眠れるとか、
こういうことを心がけると熟眠感が得られるとか共通する部分はありますよね。
けれどそこにはやっぱり個性がある。
この個性を捉えつつ、睡眠に生じるトラブルに対して
西洋薬を処方していくのは、簡単な話ではありません。

睡眠にはそもそも「眠気」が必要です。
眠れない、眠たくならないというトラブルには、
この眠気を錬れないということが影響しています。
とどのつまり、眠気を得られない=眠気を自身で錬れない
というところに行き着くわけです。

眠気を錬るには、いくつかの材料が必要になります。
例えば日中の活動。
睡眠という静の時間に対しては、活動という動の時間がやはり必要となります。
では、活動するほどに、果たして睡眠が充実してくるのか?
そんな事はないでしょう。何事もほどほどにというのが常ですから。
そしてまた、眠気を錬るには体力や元気がいります。
精神的な症状だから、体力が関係していないというのは大きな間違いでしょう。

これは私の勝手な考え方かもしれませんが、
元気を眠気に変えているんです。そしてまた眠気は元気に転じるんです。
ですから、睡眠を改善すれば健康が増進するという一辺倒なものではなくて
健康を増進すれば、睡眠が改善されるという流れもやはり存在するわけです。

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症状の裏に消耗あり。
めまい(眩暈)の裏にも少なからず消耗が隠れています。

めまいで悩む方はよく

・頭がフワーッとする
・目が回る
・クラクラする
・倒れそうになる

という訴えをされるように、その症状は実にさまざま。
ですが漢方薬というものは「この病名、この症状なら即、この漢方薬」
というように処方するのは難しいものです。
ましてや個々の訴えが固有なめまい症状では、
その訴えだけでその方にあった漢方薬を処方することはますます難しい。

ですからめまいではそれに不随した症状に目を向けます
実際、そういう部分に「消耗」が見え隠れすることの方が多いですから。

一方で、めまいや頭痛のように痛覚とか平衡感覚に訴えてくる症状は、
その症状が始まった(おこった)瞬間を認識するのが大きな特徴です。
偶発性、習慣性に関わらず、「めまいがきた。」という具合に、
その発症をはっきり自覚する、
(良くも悪くも)こうすると症状が現れるとか、
こういうときに現れるやすくなるというのがはっきりする。

個々のめまいには、スイッチ様のもの(動作とか直前の姿勢、体調など)があって
そのスイッチがONになって症状が現れる。
即ち、「めまいをひきおこす体調」なるものが少なからず存在します。
そしてこの体調とは、色々なからだの消耗の影響を受けて成り立っています。

また例えば、そのスイッチが10回に1回の頻度でONになったものが、
5回に1回の頻度でONになるようになった。
即ち、症状が頻繁におこるようになったというのも、
そういう体調に陥りにくくするという意味での「抵抗力」が消耗がしている
というのが大きく関係しています。

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症状の裏に消耗あり。
せきに伴う痰症状の裏にも消耗が隠れています。

痰はそもそも、気道に何らかの異物があって、
それを追い出す為に分泌されると考えられます。

痰とともに排除される異物には
チリやホコリのような微細物質だけでなく、
かぜに伴い生じる熱や、気道が抱えるむくみや冷え、
胸の痞え感のような神経症状
など実に多彩です。

痰は本来、その原因となるものが治まれば、ともに鎮まっていくものです。
いやむしろ痰を通して、その原因となるものを診断していきますから
痰の出を止めるというのは、そもそもあまり良くない。

こういう面では、長続きする痰は
要するに異物がいつまでも喉に絡んでいる状態を現しています。
即ち、異物を排除する能力が消耗していることが深く関与している。
それは痰が出にくいのか、分泌量が少ないのか、排出する働きが弱いのか。
いろいろと考えられます。

また見方を一旦変えてみると、
痰は気道における分泌症状ですから、体液と深く結びついています。
痰のトラブルはこの体液のトラブルとも考える事ができ、
体液が消耗すれば、分泌は少なくなり、痰も粘調で切れにくくなる。
その逆に
体液が過剰にあれば、分泌は多くなり、痰も水っぽさを帯びる。
体液過剰の背景には、その運化消耗、
加えて止めどなく分泌が続くことによる粘膜の消耗などが考えられます。

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症状の裏に消耗あり。
せきや痰のような気管支症状にも消耗が隠れています。

まず最初に。
せきが鎮まる事とせきが治まる事は同じでしょうが、
せきを鎮める事」と「せきが治まる事」はちょっと違います。

せきが出るのでせき止め薬を服用する。
そうしてせきが止んだ。これはせきが鎮まった(止んだ)状態。
その状態が長く続いた。以後はせきに悩まされることはなかった
これはせきが治まった状態といえます。

けれど、せき止めを服用して、せきは止んだけど
またしばらくするとせきが出てくる、症状がぶり返す状態
これはせきが治まってはいない状態といえます。

せき止め薬の服用でせきが治まるケースと治まらないケース。
この相違の背景に消耗が隠れています。

気管支には気道が通っていますが、
気道とは文字通り呼気、吸気の通り道ということ。
さらに漢方では気道を気(エネルギー)の通り道とも解釈して、
その通り道が遮られる、即ち気道が損耗した場合
のどの痞えやせき症状が現れるとされています。

呼吸器は外気の刺激と直接触れる一方で、
適度な湿り気をもつという非常にデリケートな場所です。

そんな気道だからこそ損耗させるものには

・熱(炎症や慢性的な腫れ様症状)
・痰湿(痰の過剰な分泌)、
・咽頭神経の不調(スト玉や梅核気と呼ばれるのどの痞塞感)
・肺熱(気管支の潤い不足による乾燥や虚熱)

等、いろいろな要因が挙げられます。

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症状の裏に消耗あり。
かぜ症状やアレルギー症状として現れやすい
鼻水、鼻づまり、鼻炎の背景にも、さまざまな消耗が見え隠れしています。

周知のように、アレルギー症状はそれを引き起こす特定の物質
(=アレルゲン)が症状の引き金になっています。
当人にとっての「異物」と強く認識して、
備わった分泌系を駆使してからだの外へ排出しようとする。

アレルゲンに対して反応する。
異物として、半ば強制的に認識して、反応し続ける。
またか・・・、あぁ、またかと・・・。あぁぁぁ、またかと・・・。
そうするうちに、異物を感知する部分が継続的に刺激にさらされる。

刺激が次から次へと襲ってくる。
そうして刺激が積み重なると、
刺激を感知する肝心の感覚器が麻痺してくる。消耗してくる。

よく聞く言葉では敏感体質や過敏症

同時に、異物を排出する分泌系の方も、絶え間なく働くことで消耗してくる。
過剰な分泌に合わせて、分泌物も山積みになってくる。
また、分泌が長く続くことで、刺激が納まっても、分泌に締まりがなくなってしまう。
つまりは積もりすぎた分泌物が四散し難く、同時に締まりがなくなったような状態

漢方では、積もりすぎた分泌物=毒として見立てられ、
そしてこの毒が解せない点から、
解毒力が消耗した状態と解釈されたりします。

これは花粉やアレルゲンのような目に見える物質だけじゃなくて、
心労やストレスのような感覚的なものにも当てはまる話です。

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