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症状の裏に消耗あり。
かぜ症状の背後にも、さまざまな消耗が見え隠れしています。

かぜ引いたかな?あれ引いたかな?
それは偶然なのか、たまたまなのか、決まってそうなのか。よくあることなのか。
いずれにしても、かぜを引き入れてしまうのは、
かぜを引き入れないように防いでフタをする働きが消耗しているから。
進入経路が決まっているにも関わらず、素通りできるような状態、
防壁のごとく働くものが消耗している状態でしょうか。

よく聞く言葉では、免疫力、抵抗力。
免疫力や抵抗力は一人一人に備わっています。
無いんじゃなくて、低いだけ。
ですから足すんじゃなくて、高めるというのがそもそもの道理でしょう。

けれど、どんなに卓越した野手でもキャッチをミスするように、
かぜを100%引き入れない免疫を獲得することは現実には難しい。
引くときは引く。どんなに気をつけていても。医者でも引きます。
事故・・・ではありませんが、病気はそういう面も含んでいる。
けれども100%に近づけることはできるはず。

一時の迷いで緩んでいるのなら、檄を飛ばし、引き締めてやるだけでも元に戻る。
慢性的に弱っているのなら、そういうときは慌てず、土台からしっかり組んでいく。
どれだけ高い壁を備えられるかは、その「土台」にかかっています。

そして免疫力、抵抗力の土台は、「肺」にあるというのが漢方の定説です。

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症状の裏に消耗あり。

季節の変わり目になると風邪を患う。体調が崩れる。
春になるとアレルギー症状が悩む。
夏はいつも夏ばてしやすい。発汗しやすくなる。
秋に入ると、皮膚がかさかさになる。痒くなる。
冬になると、手足が冷える。痔に悩む。
こういう症状が毎シーズンに決まって現れる、
あるいは一旦現れると尾を引くという方は意外にも多い。

個人的にはこういうものを「しやすい症状」と呼んでいますが、
しやすい症状の裏には概して、消耗があります。

要するに不足している。足りてない。

足りていないから
外から入り込みやすくなり、
また悪いものが溜まりやすくなり、
ますます消耗しやすくもなり、結果的に症状がひどくなる。

足りなければ補給すれば良い。というのは、西洋医学的な考え。
補うのが有効なのは、文字通り分量が足りないときだけ。
けれども、飽食といわれる今日、
特定の分量が足りなくなるということが果たしておこるか。

いやむしろ、積極的に摂取しているが、
ほどんと有効活用されていないという方がおこり得る。

対して東洋医学では、足りなければ高めれば良いと考える。
いろいろな機能や代謝、そして意欲を。

本当に問題にすべきはかくいう機能や代謝、意欲の消耗。
外から入りやすいなら、侵入を防ぐ機能を高めれば良く、
悪いものが溜まりやすいなら、外部に排出する機能を高めれば良く、
消耗しやすいなら、補充する機能を高めれば良い。

多くの先生方が言われているように、
「敢えて断つ」(例えば断食)というのは、
からだの諸機能を引き上げる一つの有効な方法です。
即ち、食欲がないときに摂取しても持て余すように、
からだが欲していないものをいくら与えても、
からだの機能や意欲が高まることは決してありません。

タマゴが先か、ニワトリが先か。
・・・いやいや、タマゴを温める親鳥がいないと孵化しないじゃありませんか?


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体質をからだに染みついた癖(のようなもの)に例えるなら、
その癖をつけるのが「体調」ではないでしょうか。
広げた紙を毎日同じ部分で折るようなことを想像すると良いですね。

折っては広げて、また折っては広げて。これを繰り返す。
この「折っては広げて」というのが体質を誘引する日々の体調や生活習慣。
当然その部分には折り癖がつくと同時に、他の部分と比べて脆くなります。
そして折り癖がついてしまった状態が体質というわけです。

これ以上、癖がつかないようにしたい。
その対処法として「折らないようにする」と「折れないようにする」という
2つが考えられますが。

折らないようにするのは、折るのを控えたり抑えたりすること。
対して折れないようにするのは、以前と同じように折ろうとする力がかかるけれど、
その部分で折れないように工夫する(支えを当てる)ことを意味します。

一見すると、折れないようにすることは大変に有効なように聞こえます。
けれども、折ろうとする力が働き続ける下で、
全く折れないようにすることはなかなか難しい。
折ろうとする負荷は相変わらずかかり続けているから、支えは脆弱になる。
すなわち、折れるときには折れてしまう。
折れてしまうから、さらに補強して折れないようにする。
でもまた折れる。そしてまた補強・・・。

これを繰り返す中で怖いのは、「折ろうとする負荷が知らず知らず増している点」です。
もはや折れないようにする手立て(補強する方法)が見つからない状況に陥って
はじめて折ろうとする力に目を向けるのでしょうが。
その時点で折ろうする力は、巨大に膨れ上がっていて、
対処に困窮することが容易に想像できます。

ですから、早い段階で負荷の削ぎ落としにかかることが
より建設的といえます。
そもそも、折らないように努めれば、
折れないようにする工夫も最小限で済むというもの。

そして「折らないようにすること」とは体調や生活習慣を整えること。
「折れないようにすること」とは西洋医学的な治療と見立てることができます。

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漢方ではよく「体質」という言葉を口にしますが、
体質は「ある症状に陥った状態」を表すのではなくて、
癖がついているかのように、そういう状態になりやすいことを意味します。

例えばの話
単発で引いた風邪に「体質の改善」を言及することは、まずはありません。
しかしくり返しを引いたり、毎シーズン引くような場合には
そこに「引きやすさ」が伺えますから、体質改善を視野に入れておく必要があります。

ここで注意していただきたいのは、
ある症状に対して適した対処や治療を行っているにもかかわらず
なかなか改善されない(=治りにくい)場合、「体質」が原因じゃないかと
考えてしまうことがありませんか?
もちろん対処や治療が適さないものであれば、言うまでもありませんが・・・。

この「治りにくさ」や「鎮まりにくさ」ともいうべきものですが
はてさて体質と呼ぶべきものかどうか。
難しい言い回しを用いれば自然治癒力。

以前も申しましたが、
ある症状を治めることよりも、その症状をそもそも患わないようにする方が
費やすものは概して少なくて済みます。
ですからある症状の「なりやすさ」と「治りにくさ」は同義ではありません。
早く症状を治める方法も確かに存在しますが、それを実践したからといって
必ずしもその症状になりにくくなるわけじゃない。
ですが不思議なことに。
なりやすさを改善することによって(=なりにくさを養うことによって)
治りやすさや鎮まりやすさがおのずと附いてくることはよくあります。

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これは冷えと肥満の両方に共通する話ですが、

冷え(=冷たさを抱える)とは、からだのどの部分からもたらされるのでしょうか?
同じく、肥満(=肥えを抱える)とは、
からだのどの部分からもたらされる(=始まる)のでしょうか?
「どの部分か」というのは、簡単に言えば
中心(=内側)か、それとも末端(=外側)かということです。

わたしたちの生命活動である「代謝」は
骨や皮膚などの構造に始まり、体温のような生命活動から
果ては汗や便などの排泄物まで、全てからだの内側から外側へともたらされます。

なぜそうなのかと言われましても
その方がいろいろ都合がいいんでしょうね。
としか申せませんが。

そして、先ほどの「中心かそれとも末端か」という問いですが、
冷えや肥満というのはやはり「からだの中心からもたらされるもの」といえます。
ただしこれは、からだのどの部分から冷えや肥満が起こる(=始まる)か?
ということとはちょっと違います。

冷えに関連して「手足末端の冷えで悩んでいる・・・」という訴えをよく耳にしますが
これは実際に冷えが手足に生じている。
寒い時期にひどくなることも、末端の症状と合致しています。
確かにその通り。

ですが、少し見方を変えて、
その症状がどれだけおこりやすいかという点ではどうでしょうか?
この場合には、症状があらわれる末端ではなくて、
体温を抱えるからだの中心に近い部分や、
中心から末端に体温を伝える血流などに目を向けなければ、
実情はよくわかりません。

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