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症状の裏に消耗あり。
本日はアトピー性皮膚炎やそれに準じたドライスキン、皮膚のかゆみ。
こういう症状に悩まれる方は、ご自身に合った塗り薬をなかなか見つけられず、
その中で漢方の塗り薬を頼りされることも多い。そういうことを受けまして。

アトピー性皮膚炎と深く結びついたアレルギーについては以前も述べた通り。
漢方の世界では「表裏一体」と称されるように、
からだの表面に現れる症状(即ち表証)は、
からだの内側にある内臓や気血の性質(裏証)に大きく影響されています。
健全なからだ有っての健全な皮膚ということ。
同時に、健全な皮膚有っての健全なからだともいえるでしょう。

またアトピー性皮膚炎に準じたドライスキンには、
①潤い不足や血流不良(燥症)、②かゆみや炎症、うっ血症状(熱症)
が現れることが多く、さらに③腫れや患部からの分泌(水毒症)も伴ったりする。
この中でも、小さいお子さんのアトピー症状では②の熱症が顕著なのが特徴的です。

元来、こどもの体温は大人よりも高いです。
こどもは「陽のいきもの」とかいわれるように、
生命エネルギーに満ちているということですね。
未熟な状態では、そうでないと自然界の邪気に晒されてしまうからと解釈できますが、
もとがそういう性質が故に、熱症を誘発しやすいという側面を持っています。
陽と熱は相性が良いですからね。

小さいお子さんは、熱をコントロールする働きが未熟な状態にあります。
そもそもからだという器に見合う以上の熱(エネルギー)を
蓄えていますから当然ですよね。
そしてしばしば慢性的な熱暴走をおこす。
アトピー性皮膚炎はそんな症状の一つと考えられます。

急性の熱症状であれば、熱を清めることが治療の基本となります。
しかし慢性の症状であれば、それだけでは根治に結びつきにくいこともある。
そういう場合には、熱を制する働きを高めていく
熱の流れを円滑にするとか、熱を適切に処理するとか。
そしてそういう働きを担うのは他ならぬ「肝」です。(つづく)

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これからの時期、冬から春の季節の変わり目は
三寒四温も影響して体調を崩しやすい時節です。
自然界の変化に、私達の体調の変化がついていけず、
体調に隙が生じてかぜを引いてしまったり、
もともと抱えていた疾患や症状が悪化してしまったり…。
この時分に現れ始めるアレルギー症状にも
この変わり目が少なからず影響しています。

かぜが吹けばたちまち揺さぶられてしまう柳のごとき体調。
・・・といえば少々聞こえが悪いかもしれませんが、
あっちに吹けばああいう症状が現れ、こっちに吹けばこういう症状に悩まされる。
こういう体調はいわば、芯が通っていない体調
あるいは通っているとしても、か細い芯。
即ち健康上の「芯」が消耗している。

現代はストレス社会、高齢化社会、夜勤制度、飽食化…と、
私達の健康を取り巻く環境は必ずしも良いものとは限りません。
たしかに医療技術も日々革新していますが、
健康に対してより多くの多様な邪気が忍び寄る時代でもあります。

予防に勝る治療なし

こういう時代だからこそ、
日々の健康に、きょう一日の体調に芯を通しましょう。

抽象的な物言いかもしれませんが、
こういう事を西洋医学に求めるのはなかなか難しい。
けれども東洋医学ではこのような一見「荒唐無稽な事象」にこそ活きてくる。
それはこの医学が自然治癒力を引き上げる術を追及してきたからです。

中でも人参や牛黄、地黄のように上品と称される生薬は、
病気の治療のみならず、体質を強くする(文字通り、芯を通す)作用を
もつ点から、様々な漢方処方で重用されています。

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◎お薬の効きが悪い
◎以前はこの薬で落ち着いていたのに、最近どうもうまいかない

そのような漠然とした訴えの裏にも消耗があります。

お薬の効きが悪い(効きにくい)というのは、果たしてお薬だけの所為でしょうか。
たしかに「服用している薬が症状に合っているか」
ということも十分に考慮されなければならない。
その多くが単一成分からなる西洋薬は、効能がピンポイントですから。

けれどもその効きを、薬のみに求めても良いものでしょうか
同じ薬を100人が服用すれば、同じように効くのが理想でしょうが、
現実はそうはならず、効かない方が少なからずいる。
また同時に、治りの早い遅いといった個人差もある。

そういうときに、別の薬を用意できれば良いでしょう。
またそれがうまく効いてくれれば良いでしょう。
けれどもそのような形で万人の疾患や症状が万事うまく運ぶでしょうか。
まして治りを早くする薬というのは、そもそもあるはずもない

西洋薬は症状やそれに通ずるからだの作用に合わせて処方されるものですが、
服用した薬が効くのは服用する方の元気、自然治癒力があってのことです。
つまり、お薬が効くからだ
薬の効きが悪い、或いは芳しくない方は、この部分が消耗している。
西洋薬が効くからだの為の西洋薬…、そんなものがあるはずもありません。

有事に薬を求めるのは決して悪いことではありません。
健康上、困った事態になったときに頼るもの、その頂きに薬があるはずです。
けれども、薬に頼る、薬に依存するというのは本来の姿ではありません。

薬に健康を求めても、なかなか応じてくれません。
求められているのはあくまで症状を小さくすることのはずです。
服用によって健康を損なうことだって時にはあります。
薬を処方する側だけでなく、実際に服用される方お一人お一人が
薬との付き合い方をよくよく考える必要があるのではないでしょうか。

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症状の裏に消耗あり。
今回は「血圧
低血圧、高血圧と呼ばれるものの背後には、やはり消耗が見え隠れ。

健康診断などでしばしば計測されるように、
西洋医学では血圧を「健康のものさし」として扱います。
東洋医学でも同様に、
こちらでは脈を診断して、心身の健康状態を判断する。
いずれの場合においても、血圧(脈)と健康状態には深い関わりがあり、
健康上の様々な問題や不摂生が血流に影響を与え、
血圧に反映されるという関係にあります。
見方を変えると「血圧に現れる」というのは、一つの結果でしかありません。

降圧剤を用いてこの血圧のトラブル、高血圧を回避するというのは
当面の治療にはなりますが、根本的な解決にはなりません。
血流は相変わらず、血圧を高くする方向に働きますから。
そういう力を受けて血圧は高くなる。
そうすることでしか釣り合いが取れない状況に陥っているわけです。

血圧のトラブルには、この「血流と血圧の釣り合いの消耗」が大きく関与しています。
ですから根治には、血流のケアが必要となるわけです。

また一方で、血圧は一定なものではなく、常に挙動があります。
精神面に影響される瞬間的な挙動、温寒による季節的な挙動、
年齢に左右される長期的な挙動などなど。
やはり、イライラしたり緊張すると、また寒さにからだをさらすと、そして高齢になると
血圧は上がる傾向にあります。これは必ずしも病的なものとは限りません。
けれども、それが他の方よりも急激にもたらされるものだと、
やはり病的とも診断されたりします。
つまりは血流の感受性:血流への刺激の伝わりやすさ

こういう側面では血流を支えるからだの機能
(臓器や自律神経系の働き、ホルモンの分泌など)の消耗が深く関与しています。

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症状の裏に消耗あり。
今回は「寒」
「熱」につづいての寒です。
冷え性、又はこれに随伴する症状とでもお考え下さい。

そもそも西洋医学では「寒」という概念は乏しい。
血流不良という考えはあっても、冷えを訴える症状という考え方はない。
実際にも、血流が滞りやすい部位(四肢末端など)は冷えやすい傾向にありますから、
血流不良、すなわち血の働きの消耗は冷えというリスクを抱えています。

では、血流を改善すれば寒症状は治まるかといえば、必ずしもそうは限らない
血流不良⇒冷えなら、適切な治療といえますが
冷え⇒血流不良なら、それだけでは改善しにくいでしょ。
そういうときには「血」以外の部分に消耗が見え隠れしています。

東洋医学では、血は気や水を伴って機能すると考えます。
あくまで三位一体。
その中で血は「様々なものを載せて運ぶ器のようなもの」と考えると
わかりやすいかもしれません。
温もりという気の働きも、この器に乗って運ばれるわけです。
そして「器が小さすぎる」というのは血のトラブルと解釈できますが、
仮に大きな器を準備したとして、
それに見合った温もりを載せられるかどうかは、
血とはまったく別のトラブルと言えるでしょう。
即ち、気や水のトラブル、気や水の働きの消耗。

気血水はあくまで三位一体。
ですからときには、気や水のトラブルを血を介して解消していく場合もあります。
もちろん、血の不調が気や水のトラブルを伴う場合もある。
そういうときには気や水を介して血のトラブルを解消していく。
東洋医学、そして漢方にはときとしてそのような考え方もあるということです。

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