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症状の裏に消耗あり。
本日は前回に引き続き、こりについて。

前回もお話しましたように、こりを「固くなる症状」と考えた場合、
「解す」という対処法は「固まっている」から効果を現すのではないでしょうか。
もっと端的にいえば、固くないものは解し様がない。
無理に解したとしても、それは同時にむしろたるみ=弛緩を引き起こすことでしょう。

たるみが生ずれば、流れていた体液や血液はその部分で滞ってしまいます。
その滞りが、やがては欝滞や浮腫みを生じ、さまざまな症状を引き起こすわけです。
ですから「こりにくくする」≠「ほぐす」ではありません。
ほぐすというのはあくまで、こりへのアフターフォロー、対処法として成立する。

東洋医学では「通ずれば痛む」、即ち
通じが悪くなれば滞り、こりや痛みが現れやすくなると考えます。
この場合、こりとは固くなることではなくて、「通じが悪くなること」を意味しています。
今まで通っていたものが通わなくなること。
からだに必要なものが通わなくなればその部分では欠乏しますし、
逆に不必要なものが通わなければ、その部分に溜まります。

ですから「通じが悪くなる」というこりへの対処法は、通じを良くする。
即ち、必要なものを送り届け、不要なものを押し流す。
これは巡りを良くすることに尽きるということです。

巡りは動かすことで良くなるという面があります。
動かすと筋肉が運動する。
巡りは筋肉の働きに支えられていますから巡りが良くなる。
ですからからだを動かすことは総じて巡りに良い効果をもたらしてくれます。

そして、今まで動かしていたものを
あるときから動かさなくて良い、止めて良いという道理は成立しません。
すなわち、私たちは生涯を通じて巡りを良くすることに
努めねばならない
ということです。

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