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症状の裏に消耗あり。
少し間が開いてしまいましたね。
調子を取り戻す意味も含めつつ、本日はさらっとした話題を。

健康というのは「質」が肝要です。
漢方薬局でよく聞く言葉の一つに「体質改善」があります。
「改善」というぐらいですから、
悪いもの(良くないもの)を改め、これを良くするという意味合いが強い。

けれども、ここで一度よく考えてみてください。
「改善」ですから基本的にはいつか終わりがあります。
良くしてしまえば、そこで終わる。
そこから先は「改善」が成り立たないわけです。
もちろん現実には「改善が終わりました。」と、
はっきり認識できるようなケースは、それほど多くないでしょうが。

そうして得られた良いものや良い状態。
これを維持する事は「「改善」とは言いません。
「維持」ですね。それも「体質維持」ではなくて「体調維持」。
日々の体調が、体質に反映されていくわけです。
ですから維持に努めるべきは、体質ではなくて体調。

「悪いところを正す事と、良いところを伸ばす事が異なる」ように、
悪いものを良くする働き(健康)と、良い状態を維持して伸ばす働き(健康)は、
求められるものが異なる=異質です。
どちらも健康に根ざしていますが、その質が違うわけです。

最初に述べたように健康は「質」が肝要です。
男と女という性別でも、
若齢と老齢という時分でも健康の質はやはり違います。
「からだの作りが違うから」とか、
「健康に求めるものが違うから」とか理由はいろいろあるでしょう。
そしてそれは、体質改善において求められる「健康の質」と、
体調維持で求められる「健康の質」の間でも例外ではありません。
それはつまり、「健康にはいろいろな顔(側面)がある」ということではないでしょうか?

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症状の裏に消耗あり。

前回は「温める」と「温まる」の違いについて述べましたが、
からだを温める素材として取り上げた生姜と大蒜でも
温める部分はやはり異なります。

基本的には
生姜は「表面」を温めるのに優れていて、
大蒜は「筋肉」を温めるのに優れています。

ちなみに、「表面」にはからだの表面の皮膚もありますが、
からだの内側にありながら外界と接する消化管もこれに当てはまります。
消化管の働きの要は消化・吸収が行われる表面(内膜)にありますが、
生姜はその「表面を温める」という働きを通じて、
内膜の働きをときには盛んにし、ときには適正に戻したりするわけです。
ちなみに、酸味を口にするとその刺激で誰しも唾の出が良くなりますが、
温めるという生姜の働きはむしろ、
消化器管が不調の時に活きてくるという面があります。

また消化管は、それを覆い包んでいる「筋肉」の働き(膨張と収縮)によって
食べたものを下位の消化管(胃から腸)へと消化輸送します。
消化管を覆う筋肉を温める事は、
そういう働きを引き上げる、すなわち消化輸送を促すということにつながります。

このような経緯で、生姜や大蒜は消化器官の働きを良くします。
皆さんが一度は耳にしたことがある、「生姜や大蒜が食欲を促す」という情報の裏にも
実はこういう「聞いて納得の事情」があるんですよ。
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症状の裏に消耗あり。

昔も今も、日々の健康維持や増進に必要なのは
冷え(冷食)と気苦労(ストレス)への備え。

すなわち、「温める事」と「気血を巡らす事」。

この二つを併せ持つのが、他ならぬ薬用人参というわけです。



温める事と、気血を巡らせる事。
おのおのの効能に秀でた素材というのは数多くありますが、
二つの効能を兼ねたものは数少ない。

例えば、温める効能をもつものには、
薬用人参の他にも生姜や大蒜(にんにく)が挙げられますが、
ではこれらに、気血を巡らせる働きがあるかと言われれば・・・。
たしかに、温めることでからだの働きが上がり、巡りも良くなります。
ですがそもそも、からだのどういう部分が温まるのでしょうか

といいますのも、生姜や大蒜はいずれも辛味
辛味を摂取すると、実際には汗をかきやすくなります。
チゲ鍋などを食すと皆さんもそうなりますよね。
それは辛味が「からだの外側」を温める働きを有するから
さらにそのうちの何人かは汗をかきます(汗を散らせる)。

漢方の世界では凡そ辛味には散らす働きがあるといわれています。
散らすものには、いろいろ挙なものがあります。
肌の寒気然り、胃腸の湿気然り、筋肉中の痛み然り。
汗をかくというのは、治療の上では風邪をひいた時などに
寒気を散らすための有効な方法とされています。

薬用人参の「温める」という働きは、これらと少し違います。
それは「温める」のと「温まる」の違い。

言葉遊びのように聞こえるかもしれませんが、
温めるというのは外からの温める力、(例えば辛味)が温めるのに対して、
温まるというのは自らを温める力だけが働いている。いわば自活しているわけです。
自らを温める力というのは恒温動物なら誰でも持っているもの。
薬用人参はそういう地力を養うわけです。
すなわち摂取したからだが自らを鼓舞して、自らを温めようとする。
そういう自らの働きですから、
自然というか、身の丈に合っているというか、無理がないというか。
薬用人参が不老長寿の薬と呼ばれる由縁には、
そういうことも関係しているのではないでしょうか。(つづく)

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症状の裏に消耗あり。 

皮膚炎やアトピーなどを通じ、痒みを訴える方の口からよくお聞きするのが
夜半になると痒みがね…。」という一言。
中には無意識に寝床で掻きむしってしまい、
患部がなかなか回復しないケースも少なくありません。
そして、そういう方の口をついて出るのが「皮膚が敏感なのかな?」という言。

夜に痒みが強くなるのは、皮膚の夜泣き

神経が高ぶると皮膚も高ぶります。
ですから「皮膚が敏感」というよりは「皮膚を通る神経が敏感」ということ。
皮膚炎というのは表から見ると皮膚疾患ですが、裏から見ると神経症です。
神経の高ぶりが起爆剤となって、皮膚の上で炎症という爆発が生じるわけです。

アトピー性皮膚炎に悩まされるのは多くの場合、小さなこどもの時分から。
これは私の個人的な意見ですが、
「皮膚が未熟」なこどもの「皮膚が弱い」のは、ある意味当然の話です。
成熟させていくことは必要ですが、それは成長に伴う部分が大きいでしょう。
現実的にも数ヶ月で成人の皮膚を得ることなどでき様もなく、
年相応の皮膚に落ち着くわけです。

対して神経の高ぶりというのは、近年の子どもについて回る特徴的な話です。
もちろん、昔から夜泣きやかんむしのような症状はありましたから、
「神経が高ぶりやすい」という性分は持ち合わせている。
けれどもあくまで「病」というより「性分」、
病的な捉え方はせず、「子どもという性分」で片付けていました。

ですが今日における神経の高ぶりは、
自制できない、キレやすいなど一線を画すものとなっています。
そういう度を超えた心の衝動が神経を通じて、皮膚に現れるわけです。
およそ心と体は神経で繋がっていますが、
東洋医学では神経:神(しん)は火の性質を有す心(しん)に収蔵されている
と考えられています。
すなわち、神経の高ぶりが心を通じて、火:痒みや炎症に転化されるわけですよ。

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症状の裏に消耗あり。

季節の変わり目、特にこの春先になると

ふらふら・・・、いらいら・・・

ふつふつ・・・、もんもん・・・

などと、形容できる症状を抱えていませんか?

それはもしかすると、
からだの舵取り:自律神経が利かない症候かもしれません。

しばしば店頭では、「からだ」と「自律神経」の関係を、
「船」と「舵」に置きかえて話します。
その方が一般の方でもイメージしやすく、
さくさくと納得していただけることが結構あります。

春先というのは例えるなら、
船に備わった舵は問題ないが、
船の回りの海原は時化(しけ)ったような状態。

そんな海を行けば、どんな船でも少なからず舵を取られ、
自由が利きにくくなるというものです。
ただ、ただですよ、
舵が大きい船と小さい船では、
舵が小さい船の方が、確実に早く利きが悪くなる。
そして、舵の大きさが同じあっても、
舵取りがヘタな船の方が、利かなくのが早い。
からだの舵取りを果たす自律神経にも同じ事がいえます。 
その上で、春は時化るから、舵の利きを良くしていきましょうというお話です。

舵を大きくしたり、舵の扱いがうまくなるというのは、
これは一朝一夕で通用するものではありません。
ある種の訓練というか、実際は養生が必要になります。
ですがそういう事とは別に、舵の利きを良くするというのは
舵にかかる負担を少なくするためにも必要になってきます。

そして冒頭で挙げたような、
ふらふら、いらいら、ふつふつ、もんもんとした症状を抱える方はいずれも、
舵の利きが悪くなっている、或いは利かなくなっている方。
そういう方に対して、舵を本来の状態に戻しながら、利きを良くしていく、
そんな「舵取りの薬」と呼べるものを当薬局では取り扱っています。
気になった方や興味を持たれた方など、ぜひお気軽に問い合わせ下さい。

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