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店舗内では営業中、ラジオをかけていますが、
日によって、雑音が入ります。
チューニングを触っていないにも関わらず。向きや置き場所を変えないにも関わらず。

さまざまな影響を受けて電波が乱れることで、雑音が入ってしまう。
FMラジオは特に乱れやすく、店前にハコ車が停車したときなど、たちまち乱れます。
強風や悪天候などでも同じく乱れやすいですね。

ラジオに雑音が入るとき、まず何をしますか。
私はまず、チューニングをします。
なぜと聞かれると・・・、理に適っているからでしょうね。
耳障りな雑音を小さくして、ボリュームを下げて避けることはしない。
そんなことをすれば当然、本来聞きたいラジオ放送が聞こえなくなるから。

果たして、健康にも同じ考えが当てはまるのではないでしょうか?
ラジオ電波のチューニングと、体調のチューニング。
全く別のものですが、よく考えてみれば共通することも多いはずです。

チューニングしないで音量を下げれば、ラジオ放送そのものが聞きづらくなる。
ラジオの出力が小さくなったわけですから当然です。
同様にして、心体を「チューニング」しないで雑音である症状を鎮め続ければ、
そのときは私たち自身の出力が小さくなるのではないでしょうか。

雑音が聞こえるから、ちょっとチューニングを見直そう。音をクリアにしよう。
漢方の立ち位置はそういうところにあると思います。

温活には二通りあると思うんです。

一つには、からだ自身が発する熱を増やすという考え方。
からだが発する熱の多くは、筋肉によって作られるから、
これを増やしていきましょうという事です。
筋肉は血液の巡りにも影響するので、
筋肉を養うことは血流不良による冷えにも、効果が期待されたりします。

ただ、これには季節に対する考えが存在しません。
暑い季節だから、筋肉が発する熱は抑えられて
寒い時期だから、筋肉が発する熱が増えることはありません。
そういうのはからだを動かすことで、筋肉を刺激してはじめて補完されます。

一方で、寒い季節に入ると、
からだに備わったスイッチの様なものがONになり、からだが発する熱が増える。
実はそういう働きも、私たちの体に備わっています。
冬に寒さを感じやすい人は、この部分の働きが鈍い。

筋肉に基づく温活が、からだが発する熱を底上げするのに対して、
このスイッチをONにする温活は、寒い時期の体温を補完する形で働きます。
そしてこれがもう一つの温活といえるわけです。

ちなみに、このスイッチをONにする温活が、盛んに働いているのが幼児です。
筋肉が未熟であるにも関わらず、体温は成人より高いのは、
体温を補完しようとするからだのメカニズムのおかげです。

幼児にあって大人になるほどに失うもの。
「若さ」・・・と、これだけで済ませるのは、やはり言葉足らず。
さまざまな形の「若さ」がありますが、
ここでは「細胞の活きのよさ」がこれに当たるといえます。
中でも褐色脂肪細胞という、熱産生に深く関わる細胞の活きの良さ。
これが幼児期の体温を支え、
寒さによる体温低下を防ぐことにも大きく貢献しています。

大気がめっきり秋めいています。
秋といえば肺の季節。
気管や皮膚、大腸などと関わりが深い季節です。

ちなみに、睡眠も秋と縁深いものの一つだったりします。
肺(気管や、皮膚、大腸)と関わり強い秋が、睡眠と縁深い。
それはつまり、肺は睡眠と関わりがあるといえるのではないでしょうか?

よくよく考えていただくと分かることですが、
快眠のために寝具にこだわるというのは、つまりは寝心地にこだわるということ。
ではその寝心地はどこで発揮されてるのかといえば、
肌触りとかゆったりさとか温かさなど、いずれもからだの表面

桂皮という生薬。一般の方にはシナモンとして親しまれています。
シナモンは、その甘い香りがリラックスを誘います。
一方で生薬としては、体表を温めたり、
温めることで血行を良くするといった働きがあります。

リラックスさせる働きと、皮膚・肌(体表)を温める働きが、通じ合っている。
つまりはリラックスしたければ体の表面を程よく温めましょうということでは・・・?
温めすぎると、火照ったりすると、かえって駄目なんでしょうね。
好く温める。好く温めるですよ。

眠気にはやはり、健全な眠気と病的な眠気があります。

ダイエットを理由に十分な糖質を摂取せず、
午前中から眠気に襲われている学生さん。
京大でも目立つらしいですよ。
この眠気は病的なものではないでしょうか?

健全な眠気(睡眠欲)は、これ単体では決して成立しません。
例えば、睡眠にはいろいろな働きがあり、
その一つとして疲労回復が挙げられます。
ただ、厳密には単なる睡眠だけでは回復しません。
起きている間に摂取した栄養を、
睡眠中に駆使することではじめて回復できるわけですから。

では、食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返していたら・・・、
これは、疲労をもたらすはずの活動が抜けていますよね。

現代人の多くは、この「活動」がとても少ないことが大きな問題になっています。
日本の少子化も、さまざまな事情を抱えていることは承知していますが
夫婦の営みが世界的に見てかなり少ないことも、
少なからず影響しているのではないでしょうか?
そして、日本人の多くがそういう状況に落ち着いているでしょ。

草食動物は、走り回って草を食むことはしません。
ゆっくり移動しながら、目に入る草を気ままに食していく。
その点では、肉食動物よりもはるかに活動量が少ない(効率が良い)。
そういう意味では、現代人はやはり「草食系」かも・・・。

活動が少なくて、それに合わせて食事を制限して・・・、
当然、その影響は睡眠にも現れ、その質にも影響してくるでしょう。
このように考えたとき、私は現代の睡眠トラブルは、
睡眠そのものの問題ではなくて、
その睡眠が置かれた状況の問題と思えてなりません。

人の三大欲求の一つに性欲がありますが、
これは要するに、どれだけ「活動性:アクティビティ」に富むか
ということだと思います。
ですから三大欲求の一つの性欲を高めましょうといっても、
四六時中、異性の事を考えて盛りましょうということではありません。

血圧を下げるのと、血圧が下がるのはやはり違うのではないでしょうか?

血圧が下がるというのは、
単に数値として下がるということだけではなく、
上がらない、上がりにくいということもいい含むと思うのです。
つまり血圧が高くなりにくい、高血圧になりにくいことを意味しています。
そこには、慢性的な高血圧状態のみならず、
瞬間的な高血圧症状が現れにくくすることも含んでいるはず。
単に血圧を下げるだけでは、瞬間的な高血圧まではなかなか解消できず、
この点に悩む方も少なくありません。

そういう場面で見つめ直されるのが、さしずめ血圧を下げる力ではないでしょうか。
早い話が、これを養いましょうということ。
もっとも、血圧を下げる力というより、
血圧を(過度に)上がりにくくする力という呼ぶのが的を得ているかと。

からだには、血圧を上げる力、下げる力が備わり、
この二つの力の足し算によって、血圧が決まります。
ご存じの通り、イライラしたり、興奮したりすると血圧が高くなる。
そのとき、血液循環には血圧を上げる力が優位に働いています。
対して、リラックスしたり、就寝するときには、血圧が低くなる。
そのとき、血液循環には血圧を下げる力が優位に働いています。

またそんな血流にかかる力の土台として、
血液の流れやすさ、流れにくさというものがあります。
血液の流れにくさが高まると、血流には血圧を上げる力は働きやすくなる。
逆に、流れやすさを養っていけば、血圧を下げる力が働きやすくなる

降圧剤が悪いというのではありません。
ただ降圧剤で下がった後はどうするか?
服み続けると果たして上がりにくくなるのか。流れやすくなるのか。
その通りであれば廃薬できるはず・・・と思うのは私だけでしょうか?

食生活の変化によって、培われた流れにくさもあるでしょう。
生活習慣の変化によって、培われた流れにくさもあるでしょう。
加齢によって、培われた流れにくさも、もちろんあるでしょう。
流れにくさは十人十色ですが、いずれの場合も
血圧が高いというのは因果応報でしかありません。
血圧だけを調整しても、それに血圧を下げる力、
血液の流れやすさが伴わなければ、そこから何も進展しないでしょう。


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