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精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

皮膚にトラブルが起こりやすい時は、
身体の内側から皮膚を整備していく事が必要になります。

皮膚は身体の外側にありますが、
身体の最奥にある消化器官とも縁深いという、少し不思議な部分です。
ただ、消化器官は人が飲み食いしたものと直接に触れるため、
身体の内側にありながら外界と接しています。
そういう点では、人の内と外にあって、
共に外界と接する消化器官と皮膚というのは、表裏の関係にあるといえます。

そして、身体の裏側(消化器官)から悪いものを続けて摂ると、
その影響は身体の表側(皮膚)に現れます。
皮膚に悪影響を及ぼすものなら、尚の事。
皮膚は、身体の表側にあると同時に、一番の外側にもあります。
当然、それ以上の外側というのはありませんから、
身体の内側から摂取した悪いものは、皮膚に達すれば、
そこにどんどん蓄積していくしかありません。

ちなみに、漢方には「解表(かいひょう)」という独特の考え方があります。
「表より解す」という意味ですが、この場合の表というのは皮膚を指します。

すなわち、皮膚より解す

また、解すは「解毒」で用いられるように、
悪いものを追い出したり消したりするという意味です。

つまり解表は、身体の表側の皮膚より、
さらに外側へと悪いものを追い出すということ。

漢方でも、肌荒れや湿疹、アトピー皮膚炎、尋常性乾癬など多くの皮膚トラブルで、
この「解表」を治療に用いていきますが、先に述べたように、
身体の内側から悪いものが継続して皮膚に送られる状態を放置していれば、
やはり実際の根治は難しくなります。

身体の表から悪いものを出しながら
身体の裏から良いものを入れていく

皮膚治療の基本は、まさにこのバランスにあるといえます。

精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

しっかり寒い日には、しっかりとした備えをします。
身体に備わった寒さへの抵抗力も同じ。
しっかり暑い日にも、しっかりとした備えをします。
身体に備わった暑さへの抵抗力も同じ。

それでは、中途半端に寒い日はどうでしょうか?
それにつられて、寒さへの備えも中途半端になります。
では、身体に備わった抵抗力は・・・、そこは中途半端にはなりません。

いわばそれが、抵抗力の安定性です。
抵抗力がどれだけ堅実に発揮されるか。
そして、どれだけぶれないか。

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厳冬日や猛暑日は、それに応じた抵抗力がそれこそ、最大限に発揮されます。
それに対して、寒暖が中途半端な時期に求められるのは
抵抗力の最大値よりもむしろ堅実さです。

節分が終わると、そろそろ季節の変わり目ですが、
そういう時期の体調を支えるのは、
ずばりこの安定さ、堅実さと呼ばれるものです。


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