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身近な症状だけど、実は奥が深い。頭痛もそんな症状の一つです。

今の時期から流行りやすくなるかぜですが、薬を処方する際には、
喉かぜや鼻かぜ、あるいはお腹にくるかぜなど、幾つかのタイプに分けて対処します。
実は頭痛にも同様のことが通用して、
どういう痛み、どの部分の痛み、どういうときの痛みかを重視します。
かぜの鼻や喉が、頭痛では後頭部や側頭部に相当し、かぜの鼻水や鼻詰まりが、
頭痛ではズキンズキンと疼く痛みやキリキリと締めつける痛みに相当します。
(ある症状に通用する道理が、別の症状にも通じるのが漢方の強みです。)

言いかえるとかぜと同じように、
頭痛もその特徴から、薬を簡便に選ぶ事が可能です。
「○○のかぜならこのお薬」と選ぶ具合に、「□□の頭痛ならこのお薬」と選ぶ。
けれど現実として、かぜのように「症状の特徴」を
前面に押し出した頭痛薬は滅多に見かけません。
それが薬事法の制限によるのか、西洋薬の限界なのか・・・。

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余談ですが「かぜに葛根湯」は多くの日本人が知るところです。
それだけ葛根湯の合うかぜ、それを引く日本人が多いことの現れと思います。
(悪く言えば、ワンパターンのかぜを引くということかもしれません・・・)
けれど同じようにして「頭痛に□□湯」というのはなかなか難しい。
頭痛はそれだけ複雑というか、色々な形があるという事なんでしょうね。

ただ先に述べたように、漢方には頭痛の痛み別の引き出しが揃っています。
その辺りの詳細は、ぜひお近くの漢方専門薬局でお聞き下さい。
もちろん当方も、頭痛の漢方薬を揃えていますよ。

今の時期。年末に近づくと、多忙を極めるという方が少なくありません。
ノー残業の風潮もありそうですが、
現実的な忙しさは待った無しにやってきますから。
年末商戦。受験勉強等々、忙しさの形は人によってさまざまです。
忙しさに伴って現れるのが疲れですが、
忙しさからくる疲れは、休息してもなかなか治まりません。
疲れ過ぎた体は、活動力だけでなく回復力も低下しています。

回復力の要は 肝臓 にあります。
西洋医学の肝臓は、血液を蓄える器官ですが、
漢方の肝には、栄養素である血の流れを調節する働きがあります。
疲れ過ぎたり、ストレス負荷がかかり過ぎた身体は極端に血の巡りが悪くなり、
 自分の力だけでは元に戻せない状態 に陥っています。
俗にいう自律神経失調症は、漢方でいうところの肝の乱れに当たります。
ただし、肝の乱れはその性質上、脾や肺、心など
他の五臓に伝わりやすい面があります。
自律神経失調といってもその実、いろいろな形があるという訳です。

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疲れと一口に言っても、その実態は
「過労」と「虚労」の2つに分かれます。
(漢方では、過労は肝に関係、虚労は脾に関係すると考えます)
忙しさからくる疲れの多くは過労ですが
過労を背負った身体は、虚労も招きやすくなるので注意が必要です。

蓄積した疲れは、錆のごとく身体から離れにくくなります。
疲れは溜め込まず、その日のその日に適切なケアを行いましょう。
それこそ「鉄と疲れは熱い内に」です。


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