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風土や風水、風習というように
人間には風を特別な存在と認める習慣があります。

あらゆる物の変化に風は通じる。
その究極的・普遍的なものが風化なのかもしれません。
もっとも、色即是空を唱える仏教では、
風化も絶え間ない変化の一段階に過ぎません。
風化は終着点ではなく、一通過点に過ぎない訳です。

物事の(絶え間ない)変化に風という字を当てたのだから、
風化とは絶え間なく変化していくという摂理そのものを指すとも言えますが。


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ただでさえ寒い日に風に当たると、さらに寒く感じてしまうもの。
場合によっては悪寒を走らせる。
そのように仕向けるのも、また風の仕業。

風雲急を告げる。
風は乱すのが最大の役割。
それ自体が大きな変調を伴うとは限りませんが
風がなければ、また何事の変動・変調もまた起こりせん。

気候・土地柄を意味する風土は、文字通り風と土からもたらされる。
土はそこに在るもの、風はそこに訪れるもの。
そういう面では、良いものを運ぶ風こそ良風か。


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寒い季節に吹く風が体に堪えるのは、私だけではないはず。

風には多かれ少なかれ、勢いがあります。
武田信玄で有名な風林火山でも、
「疾きこと風の如し」と、風の勢いについて言及しています。

東洋医学では、風が体にさまざまな変調を起こすと考えました。
風が命中する=中風という状態を唱えるほどです。
物事の勢いやそれに伴う変動は、人の体にも急な変調をもたらす。
その万物の変化や勢いに、風という字を当てた訳です。
平たく言えば、悪い風を伴って成るのが病気、
良い風を伴って成るのが健康です。
その風が外からやってくるのか、
自分で練り出しているのかの違いはありますけれども。
悪い風がご存じの風邪、ならば良い風は・・・。


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