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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

本日K製薬のМRさんが訪問、質問されました。

高齢の女性、排便の度に腹痛がして困っているが、先生なら何を出すか?と。
この女性、胃腸に問題はなく便も下痢・軟便・便秘等は無く、食事は美味しく頂けている。ただ排便の度に酷い腹痛で困っているとのこと。

胃腸の内面には痛みを感じるセンサーはありません。ようは食べ物が通過するときに痛みを感じることはありません。痛みを感じるのは胃腸を支えている組織(筋肉など)が感じるのです。

上記の女性、胃腸自体に問題があるわけではなさそうです。
排便時だけに痛みがあり、排便後は痛みがなくなるとか。

МRさんの質問に対する答えとしては「芍薬甘草湯」乃至は「小建中湯」です。
胃腸を支えている筋肉が緊張して硬くなっているため、便が腸管内を移動するときに痛みがでるので、支える筋肉の緊張を緩めると良いのです。芍薬甘草湯や小建中湯にはその作用があるのです。開腹手術後にはよく大建中湯が使用されますが、この処方は山椒や乾姜といった強烈に胃腸を温める生薬が配合されているため、長期連用には不向きな処方なのでこのような例には使用しない方が良いでしょう。
、と答えておきました。

長全堂でも過去に2例ほど同じ症状で上記処方が奏功したことがあります。