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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

不眠と便秘

長全堂薬局 (山口県萩市)

不眠、寝られない、多くの方が悩んでいらっしゃいます。
寝つきが悪く、床に入ってから数時間眠りにつけない、就寝中何度も目が覚めてしまい寝た気がしない、朝早く目が覚めてしまう。いずれの症状も睡眠の質が悪くストレスは溜まりまくりです。
原因は様々ですが、多くの不眠を訴える方に共通するのは ”のぼせ” があることです。”のぼせ”を上手にコントロールすることで不眠のストレスは随分減るものです。
昨年体調を崩して以来夜中に4~5回(ほぼ1時間毎、30分で目が覚めることも)も目が覚めてしまい、満足に寝られないと訴えてきた男性。
現役で仕事をされているので、昼間眠くなってしまい些か困ってもいるとか。色々と不眠に効果のある漢方薬を試すもののスッキリと効果が現れません。
二カ月ほどして「そういえば、昨年よりひどい便秘でもあるんです」とのこと。ご本人は便秘と不眠に相関関係があるとは思えなかったので話さなかった、と。
そこで不眠以外の症状も考慮にいれて主に血の道症があり便秘がひどい女性に良く使用する漢方薬を試してもらったところ、ドンピシャとよく効き、夜半の覚醒が1~2回に激減。ご本人もホッとされたとのこと。
私もホッとしました。

長全堂の営業もあと30分で終わりという頃になって、常連さんが息も絶え絶えに来店されました。”久しぶりにパニック障害の発作が起きて辛い!”と、ふらふらになりながら入ってこられたのでした。
今まさに倒れそうにしているのですが、何故か判りません、私の頭の隅に生じた「これ本当にパニック障害か?」という思いが徐々に大きくなるではありませんか。話を聞いているとその思いは確信に変わりました。
そこで長全堂で販売している”黒糖きなこ飴”(長全堂の人気商品の一つで、とても美味しい飴。柔らかくて甘い)を食べて頂きました。2個食べ終わる頃には発作もすっかり治まり、何もなかったような様子に。
どうやら低血糖症状を起こし、そこで強い不安感を覚えてしまい、パニック発作を起こしていたようです。そのため普段からソラナックス(安定剤)を服用。漢方的に言えば急激に起こった脾虚、ということになるでしょうか。
「ソラナックスより黒糖きなこ飴の方がよく効いた!」と驚かれていました。

五行説

長全堂薬局 (山口県萩市)

五行説

森羅万象を5つのエレメント(木・火・土・金・水)に分類し、現状を理解・分析し、はては未来も類推する理論が五行説です。
漢方では人間の健康や内臓、感情・情動をも5つに分類します。
なので精神的に不調をきたした場合でも漢方薬が効きます。
五志(怒、喜・笑、思・慮、悲・憂、恐・驚)と情動を五つに分類し、現在どの情動に異変があるのか考えます。例えば不安に苛まれて苦しい、という場合はその不安の背景には”怖い、恐れ”という感情が強く働いているもの。五行説で考えれば”恐れ=水”ということになり、水は五臓で考えれば”腎”に配当されるため、不安に対応する処方は腎に対応する処方ということになります。
勿論”腎”に対応する処方を服用すれば全てが上手くゆくわけでなく、五行説にお話しを含め時間をかけて色々なお話しをする必要があります。

病は気から

長全堂薬局 (山口県萩市)

先日薬剤師会の総会・懇親会がありました。
その時若い薬剤師さんから
「漢方の基礎理論て何ですか?」
と質問がありました。
基礎理論? と一瞬思いましたが、直ぐに
「陰陽論、それと万物は常にグルグルと勢いよく回っている、この二つだよ」
と対えました。その若い薬剤師さんは目を丸くしていましたよ。
人を煙に巻くのも漢方の特徴のひとつ! かな?

最近漢方相談をしていて思うのは、自身が設定した”こだわり”に振り回されて病気になっている方が多いですね。曰く「○○しなくてはいけない」「△△すべきだ」「□□であるべきだ」「××であらねばならない」と。
真面目な人の場合、このこだわりを達成・消化できずにいると、自分を責めてしまい精神的に不安定になり、常に不安などのネガティブな感情に苛まれることになります。酷い時にはめまいなどの身体的な症状まで出てきます。
そんな方にも対応できる処方もあります。しかし、ただ漢方薬をご用意するだけでなく、色々なお話しをして少しでも不安などのネガティブな感情を和らげるようにします。すると漢方薬の効果が2倍にも3倍にもなるのです。

昨日鍼灸の予約電話をしてきたお爺ちゃん。先週初めて長全堂で腰痛の治療マッサージを受けたばかり。電話はカミさんが受けたのですが、先週治療した後から足腰が立たなくなり、1週間寝たきりだった、とお話されたのだとか。
直接お話していない私はどう治療すべきか心配で心配で、朝からモヤモヤ。
いざ治療してみると私の心配が杞憂に。
前回の治療後腰痛はかなり良くなり、庭の草むしりまでしたのだとか。そのため翌日腰痛が悪化、某医院で鎮痛剤の注射までしたのですが腰痛は悪化。日常生活は送れるものの立ち上がる時に痛みが走り難儀しているのだとか。
本日の治療も効果があり、帰られる時は動作も早くなり元気に長全堂を後にされました。
昨日の電話の時、どうも話し相手がカミさんだったためか多少内容を盛ったようです。おじいちゃんにしてみれば腰痛の辛さを”寝たきり”と表現した模様。
人騒がせなおじいちゃんでした。