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お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 0838-25-1895漢方相談 長全堂薬局(山口県萩市)
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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

先日インターネットのニュースサイトをネットサーフィンしていたら
『<鎮痛薬が効かない>第三の頭痛とは』という記事を見つけ思わず読んでみました。
代表的な緊張性頭痛と片頭痛とは違い、耳の後ろから頭頂部、頭の前の方へと痛みが縦に動くのが特徴で、「大後頭神経痛」と言うのだそうです。大後頭神経痛は顔面に起きる三叉神経痛とリンクするとか。
「え!?」
それって普段私達が扱う頭痛のことではないですか!!
ナニヲイマサラ!
パソコンやスマホの使い過ぎ、その時の姿勢の悪さが原因と記事は言い、消炎鎮痛剤ではなく三叉神経痛に使用するテグレドールが効くとも言っています。
でも漢方の世界では、このような時には葛根湯や釣藤散、桂枝加朮附、湯清上蠲痛湯、呉茱萸湯、五苓散、芎帰調血飲等々といった漢方薬で対処し、好成績をあげているのです。別に「大後頭神経痛」という病名なんて関係ありません。

本日は山口漢方研究会の日、午前中は私が講義を2時間担当します。
本日は「認知症と漢方」という内容。認知症を漢方薬で完全に良くすることは無理ですが、現状維持・今より悪くならないようにすることは十分可能だし、ある程度の改善も可能ではないか、というお話。
認知症になると物事の認識・理解・行動能力が次第に低下してきますが、最後まで残るのは感情だといわれています。
漢方の陰陽五行説という理論によれば、人間の五臓にはそれぞれ特有の感情や情動があり、各臓器の不調により特有の感情・情緒の変動が生じるとしています。
ならば逆にその感情・情緒の変動から不調をきたしている臓器を特定し(多少時間はかかる)対処すべき処方を考え服用してもらえばよいのです。
また認知症を漢方では脳における”氣”の流通がギクシャク、すなわち”目詰まり”を起こしていると考えるので、牛黄やじゃ香といった”氣”の流通を改善するものを前述の処方と組み合わせると良い。
というお話をしてきました。
実際認知症の方に牛黄を継続して服用していただいていますが、進行は穏やかになりご本人さんも「頭がすっきりして気持ちが良い」と報告されています。

先週の土曜日、漢方薬生薬認定薬剤師の薬草園実習で母校の薬草園に行ってきました。この漢方薬生薬認定薬剤師の資格を維持するためには必要な実習です。
今回思いがけず薬草園の学生さんの漢方相談も依頼され、お話しを聞くことに。頭痛がして辛いのだとか。特に4月頃は酷かったのだとか。
肩こりがひどい、ストレートネックなどの物理的異常はみられないところから肝気上擾、それと貧血と瘀血があるのでそれらを改善する漢方薬(煎じ薬)を服用することをアドバイス。
普段ならここで漢方薬を調整し販売となるのですが、ここは薬草園。生薬も良い物がたくさんあります。彼女は自分で漢方薬を作って服用することになりました。
ちょびっと残念。しかしこれで漢方薬の愛好者が一人増えた訳です。メデタシメデタシ!!

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今日は山口市にある”中国茶館・茶座”さんで漢方セミナーを開催。
テーマは ~湿気対策・ジメジメした梅雨に備えて~ です。
夏前にやってくる日本独特の”梅雨”。この時期「湿気」が色々と体調に影響します。筋肉・関節の痛み、胃腸の不調、皮膚病、膀胱への影響についてその理屈と対策を漢方の理論をかみ砕いて解説しました。
また会場では目に良い”菊花”と”枸杞“が配合された中国茶と湿気を排除する”薏苡仁””薄荷””豆鼓”が入った薬膳粥を供され、美味しく頂きました。
写真だと随分メタボに映っていますが、これはアングルが良くありませんでした。お腹周りはもう付少しスリムです、いやスリムなはず・・・。

今日は陽射しが無く気温もあがりませんでしたが、昨日までは結構暑いひがつづきました。戸外で活動している方などは結構咽が乾いたことでしょう。
我が子(高1・中2、二人とも運動部所属)などガブガブと水分を補給しています。そんな時に飲むのはスポーツドリンク”ポカ★スエット”や”水瓶座”です。
しかしこれらのスポーツドリンクには問題があります。
アトピー性皮膚炎や花粉症のようなアレルギー性疾患の場合、砂糖をたくさん含んだ食品・飲料は症状を悪化させますし、アレルギー体質を悪化させてしまいます。健康に良いという触れ込みで盛んに宣伝しているスポーツドリンクには想像を接する量の砂糖が入っています。
スポーツ後の水分補給のためにスポーツドリンクを飲むと知らず知らず砂糖を大量に摂取してしまいます。
花粉症やアトピー性皮膚炎の漢方相談時にスポーツドリンクの事を問うと、若い人は十中八九水分補給のために大量に飲んでいます。
実はスポーツドリンクはジュースなのです。これは盲点です。