漢方薬にはその薬効から ”発表剤”と言われる処方群があります。
要するに発汗させる処方の事で「葛根湯」「麻黄湯」「桂枝湯」などが代表で、服用に際して温服することが必須となっています。
本日来店された女性、以前風邪をひいた時医師に「桂枝湯」を処方された話をされました。もしやと思いその際医師や薬剤師に「桂枝湯」の服用時に温服するように指導があったかどうか尋ねたのですが、案の定温服の指導はなかったそうです。
漢方薬を少しでも勉強すると発表剤は必ず温服しなくてはならない事を知ります。エキス剤の場合には温湯、若しくは温かいお茶で服用すべきなのだと理解します。漢方薬が市民権を得、普通に医師によって処方されるようになりましたが、漢方薬の事をよく知らずに使用している事が多いように思います。
漢方薬は処方を選ぶだけでなく、服用法をはじめとする養生法をも併せて説明することが大事なのです。
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唐胡麻・トウゴマ・リシン
長全堂薬局 (山口県萩市)
http://www.asahi.com/articles/ASHCZ5CM4HCZUUHB012.html
![]() 昨日から猛毒「リシン」を焼酎に入れ夫を毒殺しようとした女性のニュースが騒がしいですね。 この「リシン」という猛毒は”トウゴマ(唐胡麻)”という植物の種子から採れることも併せて盛んに報道されています。 その唐胡麻が長全堂薬局にもあります。真っ当な生薬として唐胡麻は使用されるのです。 最も一般的な使用法は唐胡麻と彼岸花の球根(これも毒がありますね)を擦りおろしガーゼ等に塗りつけ、足の裏に張り付けるものです。 すると様々な原因で貯まった腹水が取れ楽になるのです。また膝の水を去る目的で同じように使用される方もあります。 ただいずれにせよ長全堂薬局では唐胡麻を服用してもらうことはありません。 正しい使い方をすれば問題のない生薬ですよ。 |
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更新日: 2015/12/02 |
めんえきりょく~!?
長全堂薬局 (山口県萩市)
![]() たまに漢方相談で依頼されるのが 「免疫が落ちているので体調が悪い、何か免疫力がアップする漢方薬を作って欲しい」と。 メディアでもよく「免疫力をアップして風邪を予防しましょう」とか「免疫力が落ちているので風邪を引き易い」というセリフを聞きますが、なにか変です。 免疫がきちんと働くからこそ頭痛や発熱、咽痛、咳といった風邪症状が出てくるのではないでしょうか? ウイルス等が呼吸器粘膜に感染し、ウィルス等の異物を弱体化、排除するために発熱したり、発熱に伴い悪寒がしたり、粘膜が炎症を起こし腫れるため痛みが出ます。 これら全て免疫機構がきちんと働いているから起こる症状ではないでしょうか? なので免疫力が低下したから風邪をひくのではなく、きちんと免疫が働いているから風邪をひき風邪症状がでてくるのです。 風邪を引き易いことと免疫が低下することは必ずしも同じことではないのです。 漢方薬で風邪をひきにくい体質にすることは十分可能です。 が、これは免疫力はアップすることではないのですよ。 |
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更新日: 2015/11/28 |
12月5日(土)の漢方相談はお休みします
長全堂薬局 (山口県萩市)
年末恒例 「屠蘇散作り」のため京都に出張です。
なので漢方相談はお休みさせていただきます。 長全堂薬局は通常どおり営業いたします。 |
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更新日: 2015/11/26 |
12月イベント「屠蘇づくり講座」 追加開催決定
長全堂薬局 (山口県萩市)
![]() 先日ご案内した山口市・中国茶館 茶座 さんで開催する漢方セミナー「屠蘇づくり講座」を長全堂でも開催することになりました。 日時:12月20日(日)10:00 ~ 12:00 会場:長全堂薬局 参加費:¥1000 お問合せ・お申込み 長全堂薬局 0838-25-1895 【開催スケジュール】 ● 12/14(月) 山口市・中国茶館 茶座 ![]() ● 12/20(日) 萩市・長全堂薬局 ![]() |
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更新日: 2015/11/18 |