活性酸素に負けない体をつくるためには、まずは、毎日の食事を見直すことが大切です。現代の食生活は、食品添加物がたっぷりです。
ビタミンやミネラルの乏しい食事を続けていると、体のサビは、どんどん進んでしまいます。
常に抗酸化を意識し、そういった食生活をはじめるには、『ファイトケミカル(フィトケミカルともいう)』を、取り入れましょう。
この『ファイトケミカル』の『ファイト』とは、ギリシャ語で、『植物』をいいます。つまりは、植物が、紫外線の害や虫などから、自らを守るために作り出した物質のことです。おもに、植物の色素や香り成分、アクなどに含まれています。
今や食物繊維に続く『第7の栄養素』として注目されている『ファイトケミカル』は、植物全般に含まれることが多く、栄養効果も、多彩なのが特徴であり、もっとも優れていることは、活性酸素から、体をガードする抗酸化作用があるということです。そして、免疫力を高め、病気の予防にも役立ちます。
身近な食物に含まれる『ファイトケミカル』です。参考にしてください。
アントシアニン:赤ワインやブルーベリー、黒豆などに含まれる黒や青い植物の色素。
タンニン:緑茶や紅茶などに含まれる渋み成分。緑茶に含まれるものをカテキンと呼ぶ。
サポニン:食品のアクに含まれる成分。脂質の酸化を防ぐ大豆サポニンが有名。
イソフラボン:大豆に含まれる成分。女性ホルモン・エストロゲンと似た働きをすることで知られている。
フラボノール:タマネギに多く含まれる「ケルセチン」は吸収がよく、動脈硬化を防ぐ働きがある。
フラバノン:みかんの房と筋に多く含まれる「ヘスペリジン」にはビタミンCの働きを助ける作用がある。
ルテイン:ほうれん草やケールなどに含まれる。目の健康 によい。
リコピン:トマトやすいかの赤色成分。完熟度が高い方が効果大。
リモネン:柑橘系の果物に含まれる香り成分。がん予防のほか、新陳代謝の改善にもよい。
βグルカン:きのこ類に含まれる多糖体。免疫力を高める作用がある。
ファイトケミカルを取り入れよう!
神戸ファーマシー (神戸市中央区)
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更新日: 2010/01/13 |