アレルギー性鼻炎における注意事項をあげると。。。
アレルゲン(アレルギーを起こす物質)に接触しないこと。
通年性のアレルギー性鼻炎では、ハウスダスト(ほこりやチリ、人の垢やふけ、ダニ、動物の毛、カビ類、畳の繊維など)がアレルゲンになりやすいことから、こまめに掃除を行うことが大切です。
また、ハウスダストの中では、ダニがアレルギー性鼻炎の大きな原因となります。このダニが成育しないような室内環境を作ることが最も重要です。
ダニが人の垢やふけを餌にしていることから考えると、シーツや枕カバーにも繁殖している可能性があります。シーツや枕カバーはこまめに洗濯し、布団はよく日光に干して乾燥させ、清潔にしておくことが大切です。
季節性のアレルギー性鼻炎では、最大の原因が花粉であることから、花粉との接触を避けることが必要です。
花粉が飛ぶ時期の外出はなるべく避け、どうしても外出しなければならない時は、帽子、メガネ、マスクなどを着用します。
外出から帰って来た時は、玄関前などで入室前に衣類に付いた花粉を払うことも忘れてはいけません。当然、家族の方も、同様に衣類に付いた花粉を払うように協力してあげることも必要です。
養生方法としては。。。
<<<身体に負担をかけないようにする>>>
〈1〉急激な温度変化は避ける。
気温の急激な変化は、鼻粘膜への刺激となり、鼻粘膜の過敏性を増加させ、アレルギー性鼻炎の症状を悪化しやすい状態にしてしまいます。急激な温度変化にさらされる時には、口と鼻をハンカチで覆うとか、それに合わせた服装にすることが大切です。
〈2〉喫煙や飲酒は避ける。
たばこの煙に含まれる化学物質は、鼻などの粘膜を刺激し、アレルギー性鼻炎を悪化させることがあります。アレルギー性鼻炎の人はもちろんですが、周囲の人たちも、たばこを吸わないようにするべきです。
飲酒は、鼻の粘膜に充血やうっ血を起こしやすく、アレルギー性鼻炎での鼻づまりは、鼻粘膜の充血やうっ血が原因であることから、やめておくべきです。
〈3〉風邪に注意する。
風邪を引くと、風邪ウィルスの感染によって鼻などの粘膜が障害され、過敏性を増します。こんな時、アレルギー性鼻炎の症状が出やすくなったり、ひどくなったりします。
〈4〉不規則な生活やストレスを避け、過労、睡眠不足にならないように、心がける。
アレルギー性鼻炎の症状の発現には、自律神経の働きが深くかかわっています。不規則な生活やストレスは自律神経のバランスを崩し、アレルギー性鼻炎の症状を悪化させます。また、心身共に疲れていたり、睡眠不足だったりすると、アレルギー性鼻炎を悪化させる間接的な原因になります。
次回も、引き続き、養生方法II についてご案内したいと思います。
アレルギー性鼻炎 〔3〕
神戸ファーマシー (神戸市中央区)
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更新日: 2010/02/22 |