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主な肝臓病として、肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝臓ガン等があげられます。

まずは、肝炎について

肝炎とは文字通り、肝臓に炎症が起こった状態であり、赤く腫れて熱を持ち、触ると痛みを感じます。そして、肝炎というと、ウィルス性肝炎が思い浮かびますが、その他に、薬剤、アルコール、アレルギーなどが、原因の場合もあります。

そして、肝炎の原因がどうであれ、症状は似ているのですが、発症の仕方と経過もよって大きく三つに分かれます。急性肝炎と慢性肝炎があります。また、急性肝炎の特殊なもので、劇症肝炎というものがあります。

(1) 急性肝炎

寒気がしたり、気分が悪くて風邪を引いたような感じ、微熱があり、全身がだるくて食欲が全く無くなり、時には便秘や下痢が起こったり腹痛を起こしたりして、いかにも胃腸が悪くなったという感じになります。まもなく、黄疸に気がつきます。黄疸の現れる1~2日前から、尿の色は既に濃くなっていますが、体が黄ばんできてから、尿は益々濃くなり、最後にはしょう油のような色さえなります。この尿の色は黄疸と平行し、黄疸がすっかり消えるよりも前に普通の色にもどります。黄疸がハッキリ出てくる頃になると、熱や全身の倦怠感がなくなり、食欲も次第に回復してきて、顔や身体が黄色に染まっているにもかかわらず、病人は自覚的にもう良くなったような感じがします。しかし、この時には肝臓は未だかなり悪いのですから、絶対に安静を守ることが肝要で、こうした時期の養生の良し悪しが、この病気が早く良くなるか否かの岐路となるのです。

急性肝炎で他の病状や経過は全く同じですが、黄疸だけが出ない型のものがあります。「急性お胃腸炎」「感冒」などと診断されて大切な期間を不養生で過ごしていると、慢性の肝臓障害や肝硬変症のような病気に進行する時もあります。

(2) 慢性肝炎

急性肝炎は、普通一ヶ月以内に病状が去り、二ヶ月以内で回復するものですが、半年以上も黄疸が続いたり、或いは二ヶ月位で黄疸は消えても後に何時までも食欲不振や嘔気が残り、おなかがもたれて気分がすぐれず、全身倦怠感が強く仕事に根気が続かず疲れやすく、尿の色も濃くなり便通も不整であると言ったさまざまの自覚症状があり、肝臓が多少とも圧痛があり、種々の機能検査をすれば、肝臓が未だ回復していないと言うように、慢性になることもあります。

(3) 劇症肝炎

初期症状は、急性肝炎と同じですが、普通の急性肝炎の場合は黄疸が出て、1週間もすると自覚症状が和らいできますが、劇症肝炎の場合はますますひどくなり、肝機能不全と肝性脳症(意識障害のこと)または肝性昏睡を起こす特徴があります。この劇症肝炎は、肝臓病の中でも死亡率が極めて高く、1週間から、10日のうちに、70~80%の人は死亡しています。

次回、脂肪肝・肝硬変リンク について、ご紹介します。


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