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 なかなか寝つけない、夜中に目覚めてその後眠れない、夢が多く眠りが浅い、朝早く目が覚めてしまう、物音ですぐ目が覚めるなど不眠症の症状は様々です。今の医療では不眠は病気ではなく、さまざまな原因により起こる症状とされています。その原因は心臓病、肝臓病、高血圧、糖尿病などの病気や薬の副作用、多量の飲酒、カフェイン、昼夜逆転の仕事、不安、心配、悩み事、ストレスなどの心理的要因などさまざまです。治療は主に対症療法的に睡眠補助剤が使われます。                                   漢方では不眠の原因の基本は陰陽気血の失調であると考え、その虚(不足、衰え)と実(停滞、過亢進)の調和をはかります。過度な頭脳労働や目、耳の使い過ぎや老化、不安、心配、ストレスなど常に悩み事が多いなど頭をフル回転させることが続くと、睡眠や精神活動を支えている栄養素である陰血が消耗し朝まで眠りが持続できなくなったり、早く目が覚めてしまうようになります。またこの状態が長く続くと陽気が過亢進して頭は興奮状態となり、なかなか寝つかれなかったり、物音に敏感になり目が覚めてしまうことになります。これは例えて言えば、車のエンジンを冷やすラジエータの水が少なくなりエンジンがオーバーヒートしている状態と言えます。この過熱の状態を漢方では心火、肝火などどいいます。この状態を改善するには、消耗した陰血を補い興奮して熱くなっている火熱を冷まして陰陽の調和を図ります。これは不眠症改善の一つの代表的な方法で、この他心、肝、胃腸などの内臓の調和を図ったり、瘀血などの身体に害をもたらすものを取り除くことが必要となる場合もあります。その人の症状や身体の状態により改善の方法は異なります。ご相談下さい。
 眠れないことがあってもあまり頭を悩ませず、朝はきまった時間に起きるようにしましょう。入浴後は身体のほてりが取れてから床に入りましょう。寝る前はカフェインを含むコーヒー、紅茶、激辛食品などの刺激性、興奮性の食品は避けましょう。興奮性の不眠には蓮の実、菊花、ごぼう、海藻、はと麦、セロリ、トマトなど熱を冷ます食品を、百合根、クコの実、なつめ、黒豆、きくらげ、牛乳などは陰血を補う働きがあります。菊花やそば柄の枕は香による鎮静作用や頭の熱を取ってくれるのでおすすめです。


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