• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

 風邪はカゼと読みますが、漢方ではフウジャと読んでカゼなどの病気の原因となる病邪を意味します。風邪がひきおこす病気は、発病が急で症状の進行が速いのが特徴です。カゼの治療では、この風邪による病気は風寒、風熱、風湿などもう少し細かく分類されます。風寒によるカゼは発病の初期にゾクゾクと寒気があるのが特徴です。その他発熱、頭痛、鼻水、咽痛などの症状が出ますが、インフルエンザでは全身の関節にこわばり痛みが現れます。漢方ではこの時、病気はまだ身体の浅い所にあると考え、発汗により体表の風寒邪を発散し症状を改善します。葛根湯や麻黄湯はこの代表です。しかし汗はダラダラ流れるほどかいてはいけません。汗と一緒に元気も消耗されてカゼは改善されません。また汗が出ていても発熱などが改善しない場合や、横になっていたい、倦怠感が強いなどのカゼでは身体の元気が衰えているため、無理に発汗剤などで発汗すると、さらに元気を衰えさせて、カゼをこじらせてしまうので注意が必要です。この場合は元気を補いながら風寒邪を発散する薬を使います。またこのような時は薬を服んだ後に熱いお粥を食べるなど薬の働きを助けてあげることも大切です。身体を暖かく安静にし、胃に負担のかかるものは避けて、消化がよく暖まるものをとりましょう。
 悪寒、発熱などのカゼ症状は、病気に勝つために身体が治ろうとする治癒反応ですが、不快な症状でもあります。しかし強い薬で一気にウイルスと戦うための発熱を下げてしまうと、免疫力は低下してダラダラと治りが悪くなったりします。一気に症状を取るのではなく、人間が本来持っている病気を治す力、治る力を高め、治せる身体にしてあげることが大切です。漢方薬はカゼ治療において一日の長が有ります。カゼは年齢や体質の強弱、食生活などの違いにより症状は様々です。その時の病態に合った漢方薬を選んで服用することが大切です。ご相談ください。


Copyright© HAKUHODO KUMEKAWA PHARMACY. All Rights Reserved.