臨床二題 生理痛(痛経) の 命門堂 漢方薬局の考え方
《主訴》
痛経(生理初日に痛みがきつくバァファリン錠を必ず飲む)
風邪後の胃痛が残る。
冷え性で、胃腸が弱く太れない。疲れやすい。
白色帯下が多い。
望面やや脱色 脈右沈濡細 左沈細如糸
舌胖淡白 腹部中脘穴から水分穴の抵抗水飲多く浸水音 臍下軟弱
舌淡白 脈沈軟で四肢冷えより衝任脈虚寒による血海陽気失宣して下腹部寒痛を起こしやすいものと思われる。
舌やや胖で中脘水飲があり、帯下多いことから、帯脈湿滞による衝任脈不利もあるようですので、温経通陽に健脾利水を兼ねるを考える。
◎臨床2題
生理痛 下腹部痛で 便秘を伴い生理血塊が多い 命門堂漢方薬局の考え方
<主訴>
胃痛(握り締められるような感覚)小中学校より
一時間以上続く。毎日ではないが最近増えてきている
いらっとしたり食べ過ぎたり、食べ過ぎたりしたときに食事中から食後に生じる。
便秘 5~7日出ない。腹痛を生じて出る 出ると柔らかい
ガスが多い
顔が赤くなりやすい
生理痛 2.3日前より下腹部痛 いらいらしやすい 生理暗で血塊多い
<舌>
舌先瘀点で突出 舌裏年齢の割りに怒張拡張あり
<腹>
滑肉門 中脘圧痛 左右大巨圧痛 臍周囲触れて冷感
<脈>
右浮弦でゆったり 左浮やや渋
体表診で臍周囲触れて冷たく 左脈浮渋で裏滯に引っ張られて表衛傷を生じやすい 右弦で積滯で寒邪が経絡に留滞して気血収斂して経脈拘束して疼痛を生じやすい。冷たいものをとり過ぎないように指導。
肝鬱気滞が中心の生理前の緊張症状と生理痛と考え疏肝理気 化瘀通経の漢方対応を考える。
生理痛 臨床一題を通じての命門堂 漢方薬局の考え方
命門堂漢方薬局 大阪店 (大阪市都島区)
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更新日: 2018/07/20 |